ホンダの最新型「最小・最安コンパクトカー」が人気スギ! 約152万円&全長3.8m級ボディ採用! i-VTECエンジン&MTもある尼国の「ブリオ」が爆売れ
ホンダのインドネシア法人が、2025年5月の販売状況を発表。主力モデルが好調な販売を記録する中、今後の市場へも自信を見せています。この好調な販売を牽引しているのが、同社の主力モデルであるコンパクトカー「ブリオ」です。どのようなモデルなのでしょうか。
めちゃ人気のブリオって?
2025年6月17日、ホンダのインドネシア法人である「ホンダ・プロスペクト・モーター」は、2025年5月の国内小売販売台数が、前月の4539台を上回る4740台を記録したと発表しました。
この好調な販売を牽引しているのが、同社の主力モデルであるコンパクトカー「ブリオ」です。

ブリオの5月の販売台数は、前月比9%増となる2574台を記録しました。これは、同月のホンダ全体の販売台数のうち実に54%以上を占める数字であり、その圧倒的な人気ぶりを裏付けています。
では、販売の半数以上を占めるブリオとは、はたしてどのようなクルマなのでしょうか。
ブリオは、ホンダがインドネシア市場で展開するラインナップの中で、最もコンパクトな5ドアハッチバックです。
主に初めてクルマを購入する若年層をターゲットとしており、インドネシアのLCGC(ローコストグリーンカー)政策に適合した廉価な「ブリオ サティア」と、スポーティな上級グレード「ブリオRS」の2つのタイプが用意されています。
パワートレインには、最高出力90PS・最大トルク110N・mを発生する1.2リッター直列4気筒i-VTECエンジンを搭載。トランスミッションは5速MTとCVTが組み合わされます。
スポーティな内外装デザインも人気の理由で、RSには専用のエアロパーツや大型グリルを装備。過去にはオレンジのアクセントや大型リアウィングが特徴の「アーバンナイトエディション」といった、さらに過激な特別仕様車も設定されていました。
現地での価格は、非常に戦略的な設定となっています。エントリーモデルの「ブリオ サティア」Sグレードは1億7040万ルピア(約152万円)から。
中間グレードのEグレードは1億8550万ルピア(約165万円)から、そして最上級のスポーティグレードである「ブリオRS」は2億4820万ルピア(約221万円)からとなっています。
SUVセグメントにおいても、ホンダの勢いは衰えていません。
主力SUVの「HR-V」は、前月比9%増の866台を販売。コンパクトSUVの「WR-V」は18%増という大きな伸び率で567台を売り上げました。
さらに、3列シートSUVの「BR-V」が498台、日本からの完成車輸出(CBU)モデルである「CR-V」も158台と、各モデルが堅調な販売を記録しており、ブランド全体の成長に貢献しています。
ホンダ・プロスペクト・モーターで販売・マーケティングディレクターを務めるユサック・ビリー氏は、次のようにコメントを発表しています。
「市場環境が不安定な中でも、5月のホンダ車への需要が増加したことに感謝しています。6月上旬に発表した新型HR-Vや、来月に控えるGIIAS 2025(ガイキンド・インドネシア国際オートショー)への期待もあり、今年後半もこのポジティブな傾向が続くと確信を示しています」
ホンダは、さらなる販売拡大に向け、積極的な施策を展開しています。
2025年6月からは、「新しいホンダで新しい一日を」をテーマにした販売プログラムを開始。低金利プランや、最長4年または5万kmの無料定期メンテナンスなどを提供することで、顧客の購買を後押しします。
また、物理的なネットワークの拡大も進めており、6月上旬には西ジャワ州バンドン県に新たなディーラーをオープン。これで2025年に入ってから通算7店舗目の新規出店となります。
好調な主力製品、新型車のタイムリーな投入、積極的な販売プログラム、そしてディーラー網の拡充……こうした多角的な戦略によって、ホンダはインドネシア市場でのさらなるシェア拡大を目指しています。
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