660ccで「1000万円」超え! 斬新「2人乗り“軽自動車”」がスゴい! スズキエンジン×クラシックデザインを採用! 段違いに高額・軽量な「ケータハム スーパセブン600」どんな車?

軽自動車の新車で、800万円を超える「ケータハム スーパーセブン600」とは、どのようなクルマなのでしょうか。

軽自動車なのに「1000万円オーバー」になることも

 軽自動車の新車の中で、「800万円」を超えるプライスを掲げているモデルがあります。それが「ケータハム スーパーセブン600」です。

 仕様によっては1000万円を超えることもありますが、一体どんなクルマなのでしょうか。

ケータハム「スーパーセブン600」[オートモビルカウンシル2025展示車両]
ケータハム「スーパーセブン600」[オートモビルカウンシル2025展示車両]

 日本独自の規格である軽自動車は、ボディサイズや搭載されるエンジンの排気量に上限がある代わり、税制面での優遇や高速道路の通行料金が安くなるなど、経済的なメリットが大きいのが魅力です。

 そして近年は、コンパクトカー顔負けの先進・快適装備を持つモデルも増えてきたため、高額なものも存在していますが、その一方でダイハツ「ミライース」などはエントリーグレードが税込100万円を切るなど、まだまだ安価に買えるというイメージもあります。

 ただし、そんな軽自動車のなかで、ケータハム スーパーセブン600は段違いに高額な866万8000円というプライスを掲げています。

 スーパセブンは、1950年代に英国のロータスが生み出した「ロータス セブン」を祖とし、その製造権などを取得したケータハムが1970年代から生産を続けているもの。

 当時の「シリーズ3」と呼ばれた伝統的なスタイルを維持しながらも、現代の交通事情にもマッチするように足回りやエンジン、快適装備などをアップデートし続けています。

 そんなケータハムがリリースするスーパーセブンの中で、今回紹介するスーパーセブン600は。ポピュラーな「セブン170」をベースに、スズキ「ジムニー」などに搭載されているスズキ製「R06A」型660cc 3気筒ターボエンジンを搭載するモデル。

 またボディサイズも軽自動車枠に収まる幅を狭めたナローボディが採用され、日本で登録する場合はしっかり軽自動車となり、黄色いナンバープレートをつけることができるようになっているのです。

 搭載されるR06A型ターボエンジンは、ベースからチューニングが施されていて、64PSから出力がアップし85PSを発生。

 ただし車両重量は驚異の440kgということで、0-100km/h加速はわずか6.9秒と本格的なスポーツモデルに匹敵する加速性能を兼ね備えています。

 そんなスーパーセブン600は、1970年代から80年代にかけて見られた「フレアードフロントウイング」やクロームのフィラーキャップ、モトリタのレザーステアリングなど、当時のスタイルからインスピレーションを得た内外装を採用。

 よりクラシカルな雰囲気を味わうことができるのが最大の特徴です。

 ちなみに通常モデルのセブン170の数字は1トン当たりの出力を表していますが、スーパーセブン600の数字はおおよその排気量を表しているとのことで、当時に発表された「スーパーセブン2000」には2リッターエンジンが搭載されています。

 なおスーパーセブン600には豊富なオプションも用意されており、LSDやソフトトップといった実用部品のほか、カーペットの色やシートの材質、色、パイピング、ボディカラーなど、多岐にわたる部分を自分好みに仕立てることができるようになっています。

 新車で購入する際、少し仕様こだわると、軽自動車でありながらあっという間に1000万円オーバーとなってしまうのも、なかなか悩ましいところかもしれません。

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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