トヨタ“新”「ハリアー」発表! デビュー5年目の「“大人気”高級SUV」何が変わった? 黒すぎる「ナイトシェード」も登場の新モデルとは

トヨタは2025年6月11日、同社の人気SUV「ハリアー」の一部改良モデルを発表・発売しました。一部改良によってさらに商品力を高めたハリアー。いったいどこが変わったのでしょうか。

新ハリアー登場!

 トヨタは2025年6月11日、同社の人気SUV「ハリアー」の一部改良モデルを発表・発売しました。今回の改良は、新たな特別仕様車の設定、先進安全装備のアップデート、そして快適装備の大幅な拡充を主な柱としており、全方位で魅力が高められています。

黒すぎナイトシェードもイイ!
黒すぎナイトシェードもイイ!

 ハリアーは、いち早く「高級クロスオーバーSUV」を提案した都市型SUVの先駆的存在です。

 現行モデルのハリアーは2020年にデビューした4代目です。デビュー5年目となる2025年に行われた今回の改良で特に注目すべきは、これまでグレードによって装備の有無が分かれていた快適装備が、全車で標準化された点です。

 具体的には、寒い日の運転を快適にする「ステアリングヒーター」と「シートヒーター(運転席・助手席)」、そして「寒冷地仕様」が全グレードで標準装備となりました。

 また、漆黒のスタイルが際立つ特別仕様車「Z“Night Shade”」および「Z“Leather Package・Night Shade”」を新たに設定しました。

 フロントグリルやバンパー下部、サイドのロッカーモール、さらには車名エンブレムやカーボンニュートラルバッジに至るまで、各所のパーツが艶のあるブラックまたはブラックメタリックで統一されています。

 ダーク仕様のLEDヘッドランプやブラック塗装の19インチアルミホイールも相まって、ハリアーの持つ都会的で流麗なフォルムをより一層引き締めて見せます。その精悍な佇まいは、街中で強い存在感を放つこと間違いありません。

 安全性能も大きく進化を遂げています。予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」の機能が向上し、衝突被害軽減ブレーキ(プリクラッシュセーフティ)は、検知対象を夜間の自転車や昼間の自動二輪車にまで拡大。さらに交差点進入時や右左折時など、より複雑なシーンでの検知にも対応できるようになりました。

 運転支援機能も強化されています。車線逸脱警報機能(LDA)には、車線から逸脱しそうになった際にステアリング操作を支援する車線逸脱抑制機能が追加。また、ブラインドスポットモニター(BSM)には、降車時に後方からの車両接近を知らせる「安心降車アシスト(SEA)」と後方車両への接近警報機能が新たに追加され、安全性を高めています。

 さらに、運転状況を先読みしてリスクに備える「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」も新たに搭載。歩行者や駐車車両に対する操舵・減速支援、先行車やカーブに応じた減速支援、さらには車線内での常時操舵支援まで行い、ドライバーの運転操作をさりげなくサポートし、疲労軽減にも貢献します。
 パワートレインでは、プラグインハイブリッド(PHEV)仕様が安価な「G」グレードにも拡大設定されました。これにより、環境性能と力強い走りを両立したPHEVモデルがより身近な存在となり、ユーザーの選択肢を広げるとともに、カーボンニュートラルの実現にも貢献します。

 利便性の面では、スマートフォンのワイヤレス充電機能である「おくだけ充電」と、スマートフォン自体をキーとして使える「デジタルキー」が、Zグレード(PHEV車)と「Z“Leather Package”」で標準装備となり、先進性が高められています。

 これら多岐にわたる改良と標準装備の拡充に伴い、車両価格も全体的に見直されました。例えば、ハイブリッド車の「G」グレード(2WD)は従来の371万8000円から390万4000円に、PHEV車の「Z」グレードは620万円から630万円へと変更されており、機能向上分が価格に反映されています。

 今回の改良は、単なるデザインの変更に留まらず、すべてのユーザーが恩恵を受けられる快適装備の標準化と、より高度な安全装備の搭載を実現しました。価格改定はあったものの、その内容を踏まえれば、ハリアーの商品価値はこれまで以上に高まったといえるでしょう。

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1件のコメント

  1. ハリヤーの後ろウインカーは何故下に付いているのか?上のブレーキランプと同じ個所につければいいのに。後ろについて交差点で待っているとウインカーが見えず急に曲がりだしたりするので危ない。よくこんな設備を国土交通省が許したもんだ。

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