日産の「スゴい“車中泊専用”バン」に反響多数! めちゃ快適な「木目オシャレ空間」に「販売終了しちゃダメ!」の声も!? 新たな「マイルーム」シリーズで実際に「寝てみた」印象に寄せられた“意見”とは
2024年12月、日産は「お部屋」のような室内空間が特徴の車中泊モデル「NV200バネット マイルーム」を発売しました。ベース車廃止の噂も聞かれるなか、SNSなどにはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
日産「経営改革」の影響で「デビュー1年で販売終了」の可能性も!?
日産が2024年12月に発売した「NV200バネット マイルーム」は、小型商用バンをベースに車中泊も可能な「お部屋」のような室内空間をつくりあげたモデルです。
ベース車廃止の噂もあるなか、SNSなどにはさまざまな声が集まっているようです。
![もはや「お部屋」!?[写真は「NV200バネット マイルーム」の寝心地を試すモータージャーナリストの黒木美珠さん]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/06/20250613_NISSAN_NV200VANETTE_MYROOM_001.jpg?v=1749781711)
NV200バネット マイルームは、他社には見られない独自のテイストを持った純正カスタムモデルです。
広大な荷室空間を丸々つくりかえ、壁面や屋根などにふんだんに木目を使用するほか、ナチュラルなテイストの素材を用いた専用2列目シートや可動式のテーブル、カーテン、間接照明などの専用インテリアを備えます。
2列目シートは駐車時に反転させて後ろに向けてソファのようにつかったり、フラットにしてベッドにするなど多彩なアレンジも可能です。
そんなNV200バネット マイルームのボディサイズは、全長4400mm×全幅1695mm×全高1870mm。
最小回転半径は2WDモデルが5.2m、4WDモデルが5.4mと、取り回しにも優れたコンパクトさを特徴とします。
先行して2023年より発売されている、商用ワンボックスバン「キャラバン」をベースにした「キャラバン マイルーム」は、全長4695mm×全幅1695mm×全高1975mmと、NV200 マイルームと比べて全長が295mm、全高が105mm大きく、2モデルの選択は悩ましいところです。
かつて車中泊を95日「連泊」しながら日本一周した経験もあるというモータージャーナリストの黒木美珠さんは、NV200バネット とキャラバンの各“マイルーム”で実際に「寝てみた」印象について、次のように話します。
「NV200バネット マイルームは、成人2名が無理なく横になれる設計で、コンパクトな車体とのバランスにも優れています。
一方キャラバン マイルームは、ベッド長2192mm、ベッド幅1204mm、ベッド上高さ970mmと、NV200よりもさらに広い就寝空間です。
大人2名に加え、子ども1名やペットと一緒に過ごすことも想定された設計で、長期滞在や着替えなどを行う際にも余裕のある空間が確保されています」
どちらも「部屋ごと出かけて憩うクルマ」だといいますが、2モデルの用途の違いについて黒木さんは、NV200バネットは少人数での旅に、キャラバンは長く車内で滞在するような使い方に向いていると分析します。
また運転感覚の違いについても、黒木さんは次のように説明します。
「NV200バネット マイルームはエンジンをボンネット内に収めるレイアウトで、一般的なミニバンに近いドライブフィールを実現しています。
これに対してキャラバン マイルームは、運転席の下にエンジンを配置する『キャブオーバー型』構造で、前輪が座席の下にある独特の感覚と、高めのアイポイントが特徴です。
通常の乗用車に慣れているドライバーにとっては、運転感覚の違いに最初は戸惑うかもしれません」
購入を検討する際には、2モデルそれぞれ試乗してみる必要がありそうです。
ただし“マイルーム”の展示車は極めて数が限られているようなので、通常の商用バン仕様で乗り比べるだけでもおおよその感覚はつかめるでしょう。
なおNV200バネット マイルームの車両価格(消費税込み)は、475万3100円から507万7600円。
ちなみにキャラバン マイルームは551万6500円から685万5200円となっています。
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そんなNV200バネット マイルームに対し、SNSなどにはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
まず多かったのは「NV200がなくなるのは痛い」「選択肢が少なくなるのは困る」「販売終了しちゃダメです!」など、一部の新聞などが「NV200バネットが生産終了する」と報じたことに対する反応でした。
現在、経営不振による厳しい状況が続く日産は、世界で17ある車両工場を2027年度までに10工場に減らす経営再建計画を明らかしています。
公式発表はないものの、NV200バネットが生産されている日産の子会社、日産車体 湘南工場(神奈川県平塚市)もその対象だと報じられており、デビュー間もないNV200バネット マイルームの行く末を案じる声も少なくありません。
なかには「買って応援するしかない」と前向きな日産ファンのコメントも。いずれにせよ気になる人は早めに販売店に問い合わせたほうがよさそうです。
いっぽう、“マイルーム”の実車を見たことがあるという人たちからは「オシャレな内装に惹かれた」「これに乗って旅したい」「海辺に停めてのんびり過ごしたい」「めちゃくちゃワクワクした」など、異口同音に「見ているだけで夢が広がった」といった声が多く見られました。
実用の道具としての視点が重視される昨今のクルマ選びですが、そんななかでNV200バネット マイルームは「夢」や「憧れ」が感じられる稀有なモデルといえそうです。
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