ガソリン節約したい…「満タン」「半分で給油」どちらがコスパ最強!? 家計に優しい給油術とは 「災害時に助かる」「軽くて燃費向上」は本当なのか
実際どうなのか
実際どうなのでしょうか。ある専門家は「燃費はさほど変わらないでしょう」と話します。

ガソリンの重量は、1リッター当たり約0.75kgであり、40リッターで満タンだとすると「満タン」「半分」の重量差は「約15kg」です。
クルマは重量が1kg軽くなると、燃費は「1リッターあたり0.01km」向上するとされています。
今回の例では、15kg軽いと燃費は「約0.15km」向上するというわけで、1回の給油あたり「約3km」長く走れるようになるというわけです。
これをお得と見るかどうかでしょう。給油が1回多いので、その給油のための移動で、約3kmのアドバンテージはすぐ消えてしまいそうな気もします。
都内のガソリンスタンドのスタッフは給油タイミングについて次のように話しています。
「ガソリンを入れるタイミングとしては、『ランプが点く前』くらいに入れるのが良いと思います。
ランプが点いてからも数キロは走れますが、事前に入れておいた方が安全でしょう」
というのも、燃料メーターは正確性が低く、実際の残量と異なる可能性が高いため、メーターをあてにして余裕があると思い走行すると、思わぬガソリン切れを起こす可能性があるのです。
いっぽう、前出のガソリンスタンドのスタッフは「満タンにするのもあまり良くないです」と話します。
「ガソリンを満タンに入れすぎてしまうと、エア抜きといって空気の勢いでガソリンが吹きこぼれてしまう可能性があり、あまりおすすめできません。満タンすぎず、ほどほどに入れるくらいがベストだと思います」
このように、燃料を半分にすることで大幅なメリットは得にくいとする声も。
先述の専門家は「燃費を上げたい場合はガソリンの量よりも、急なアクセルやブレーキなどの運転方法を避けること、無駄な荷物を降ろすことのほうが効果があるといえます」と話しています。
警告ランプは、走行でチャプチャプするから残り数リッターで点灯すると思います。
燃費自慢の前世紀プリウスなら百キロ走れますて。