「道路で寝ないで!」 神奈川県警が呼びかけ! 「道路で寝る人いるの?」⇒「いるんです!」 何が原因? 意外と6月も多かった
泥酔による死亡事故多数… 神奈川県警の呼びかけは?
歩行者による死亡事故は、交通事故のなかでも多くの割合を占めています。
警視庁が公表した「歩行者の交通人身事故発生状況(令和6年)」によれば、2024年の歩行者の死者数は62人で、都内の交通事故による死者数146人のうち42.5%にあたります。
また、違反別発生状況のうち、酩酊徘徊による事故は40件で、他の発生状況と比べると件数自体は少ないものの、死者数は12人と最多になっています。
神奈川県警は、道路に横たわる歩行者による事故を防ぐため、積極的によびかけをしており、前出の担当者は次のように話しました。
「神奈川県警では、歩行者に対してHP上やSNSで道路で寝ないことを啓発しています。
道路交通法第76条第4項においても、『何人も、次の各号に掲げる行為は、してはならない』とあり、第2号において『道路において、交通の妨害となるような方法で寝そべり、すわり、しやがみ、又は立ちどまつていること』と記載があります。
そのため、そもそも道路の上で寝ることは禁止行為に該当します。
また、ドライバーに対しても、こうした事故を事前に防げるよう、前照灯のこまめな切り替えをし、十分に気をつけて運転するように呼びかけております」

道路で寝ているというケースは、実際に多く発生しており、SNS上でも体験談などについて以下のような投稿が見受けられます。
「歩いていたら、道路の真ん中で立ったままイビキをかいて寝てる人に遭遇。声を掛けたら少しして意識が戻って大丈夫ですってフラフラ歩き始めたんどけど、ほんと大丈夫かな」
「のんびりお散歩してたら、道路の真ん中で寝てるお兄さんを発見した。酔っ払ってるようだったので警察を呼んだ」
「道路の中央分離帯のとこで寝ている人がいた」
また、「道路で寝ている人見かけたけど、これをクルマが轢いてしまったら逮捕されるのは運転手だから、本当に勘弁してほしい」「何か起きた時に責任を追求されるのは運転手だから、迷惑なことしないで」とドライバー目線での批判の声もあがっています。
道路上で寝ている人を轢いてしまった場合は、運転手が過失運転致死罪や過失運転致死罪に問われる可能性があります。
たしかに周りの安全をしっかりと確認するのは運転手の義務ですが、不要な事故やトラブルを避けるためにも、道路上で泥酔してしまう、なんていうことはないようにしましょう。
※ ※ ※
道路で酔っ払って寝ている人がいる、というケースは決して少ないものではなく、ドライバーとのトラブルにつながるだけでなく、最悪命を落とす可能性があります。
道路で寝てはいけない、というのは当たり前の話に聞こえるかもしれませんが、酒で我を失ってやってしまう人が一定数いるというのが事実です。
自分や他の人の身を守るためにも、お酒を飲む時は注意するようにしましょう。
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