わずか4日で「注文止めます!」 人気殺到のスズキ「ジムニー“5ドア”」増産決定! 注文再開は年末か!? 新型「ノマド」販売状況どうなってる?
購入するなら早めに“順番待ち”に加わるべき!
冒頭で触れた通り、ジムニーノマドは既に約5万台を受注しており、膨大なユーザーを待たせています。この納車をなるべく早く行うことが必要です。受注の再開も、約5万台を納車するメドが立った後になるでしょう。
そうなると受注の再開時期は、今後の増産規模で変わります。その目安は、3ドアボディを備えたジムニーシエラの登録台数です。
ジムニーシエラは2024年に1か月平均で2154台を登録したので、ファミリーカーとして使いやすい5ドアボディのジムニーノマドであれば、2倍の4300台程度は安定して販売できるでしょう。

ちなみにトヨタのコンパクトSUV「ライズ」は、出荷停止を終えて、最近は1か月に6000台~7000台を登録しています。
スズキはトヨタに比べて小型車の販売力が弱いですが、ライズが1か月に6000台~7000台なら、ジムニーノマドも4300台は十分に売れるでしょう。
そしてジムニーノマドは、2月3日に受注を止めましたが、その後は納車が進んでいます。
日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した「ブランド別新車販売台数データ」によると、スズキが輸入する小型車(=ジムニーノマドのこと/同じくインドから輸入される「フロンクス」は普通車)の登録台数は、輸入を開始した2025年4月時点で2524台でした。目標販売台数の1か月当たり1200台に比べると、早くも2倍以上に増えています。増産に着手しているからです。
仮に5月~6月の登録台数も4月と同等の約2500台で、7月以降は前述の4300台まで増産できれば、2026年4月頃には初期受注の5万台をすべて納車できます。
この段取りが可能なら、2025年12月に受注を再開して、2026年5月~6月頃には納車を開始する、つまり受注再開時点の納期は約半年という予想が成り立ちます。
受注再開に向けたユーザーへの対策はあるのでしょうか。この点も販売店に尋ねました。
「販売店によって異なりますが、予めお客様の希望を募り、順番待ちをしている場合もあります。受注を再開したら、その順番に沿って、メーカーへ素早く発注します」
なぜそのようなことをするのでしょうか。
「ジムニーノマドを最初に受注した時の教訓です。お客様の希望を聞いて発注したら、瞬時に締め切られました。多くの購入希望のお客様が手に入れられず、大変申し訳ないことをしました。
そこで次は、メーカーが受注を再開したら次々と速攻で発注します。購入を希望するなら、販売店と相談されて、順番待ちに加わった方が良いでしょう」
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受注の再開時期は不明ながら、2025年の年末までには、何らかの動きがありそうです。その時に備えて、早めに販売店に問い合わせを行い、受注が再開したら即座に注文を入れられるように準備しておきましょう。
なお3ドアボディのジムニーシエラと軽自動車のジムニーは、以前に比べて納期が縮まりました。販売店では「両タイプとも約半年で納車できます」と返答しており、ジムニーシエラやジムニーが欲しいユーザーには、今が買い時といえそうです。
Writer: 渡辺陽一郎
1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を得意とする。
生産、販売が滞ってるわけじゃないのに、何煽るような記事書いてんの?生産キャパより注文が多く、受付できないから受付停止だろ?そこを書けばいいんだよ!
なんとなく、1年もしないうちに中古車が出てきそうな。というのは、実際乗ってみて運転しずらいという人がすぐに手放しそうな予感がする。中古車を待った方が、よいと思うけれど。