衝撃!「交差点で寝落ち」する人も! 「5年以下の懲役または100万円以下の罰金」の罰則… 相次ぐ逮捕、なぜ? 飲酒運転の実態を元警察官が解説
「飲酒運転をしてもバレないだろう」と考える人も少なく…ない? どんなきっかけで発覚するの?
またドライバーの中には「飲酒運転をしてもバレないだろう」と考える人も少なくありませんが、飲酒検問や事故以外のきっかけで飲酒運転が発覚するケースは多々あります。
たとえば5月9日には新潟県長岡市の市道において、警察官が後方のライトが切れたクルマを発見し職務質問したところ、ドライバーが酒気帯び運転をしていたことが分かり現行犯逮捕しています。
同じく5月9日、福岡県福岡市早良区においてパトロール中の警察官が低速で走るクルマを職務質問したところ、ドライバーの男から基準値の2倍近いアルコールが検出され、警察が酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕する事案も起きています。

そのほか、お酒を飲んだドライバーが交差点で停車したまま寝落ちしたり、コンビニでお酒を購入した後すぐに駐車場で飲酒、そのまま発進して店員から通報されたりすることによって飲酒運転が発覚する事例もあります。
なお飲酒運転は「酒酔い運転」と「酒気帯び運転」に分類され、酒酔い運転で検挙された場合は5年以下の懲役または100万円以下の罰金のほか、免許取り消し処分(欠格期間3年)を受けます。
また酒気帯び運転では3年以下の懲役または50万円以下の罰金に加え、検出されたアルコール濃度に応じて免許停止や免許取り消し処分(欠格期間2年)を受ける可能性があります。
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飲酒運転は意外なキッカケで発覚することも珍しくありません。
また飲酒運転時はドライバーが想像する以上に注意力、判断力などが低下するため、前日大量に飲酒したときやお酒が残っている感じがするときなどは運転しないという心がけが重要です。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。


















