529万円! “カクカクデザイン”の新「SUV“ミニバン”」初公開! スライドドア&ド迫力ワイドボディ採用! まさかの三菱「デリカ」なブラーバ「オーカスII」登場
人気の三菱「デリカD:5」をベースとしたKUHLJAPAN(クールジャパン)のコンプリートカーVRARVA(ブラーバ)「ORCUS(オーカス)」とはどのようなモデルなのでしょうか。解説します。
“カクカクデザイン”の新「SUV“ミニバン”」!
エアロパーツの開発・製造・販売を手掛けるKUHL JAPAN(クールジャパン)は2025年4月24日、三菱「デリカD:5」をベースにした新たなカスタマイズモデル「VRARVA ORCUS II」(ブラーバ オーカスセカンド)」を初公開しました。

ブラーバは「近未来テクノロジーを意識したクロスオーバーカーを生み出したい」という想いから2023年に起ち上げられたカスタムブランドです。サブネームとして「CYBER X RACING」(サイバー クロス レーシング)」を掲げています。
「装甲車」「戦闘機」「ミリタリー」といった要素を取り入れたボディキットを組み合わせることで、ベース車両がわからなくなるほどの強烈な個性が特徴です。第1弾は「RAV4」ベースの「MARS(マーズ)」、それに続いて登場したのがデリカD:5ベースのオーカスです。
大胆なオーバーフェンダーをはじめとするゴツゴツとした造形は、まさに「装甲車のようなサイバースタイル」。今回発表のオーカスセカンドは、そんなオーカスのデザインコンセプトを受け継ぎながら、さらなる実用性とユーザーの手が届きやすい価格設定を目指して開発されました。
とくに注目すべきは、オーバーフェンダーによる車幅拡大を片側9mmに抑えた点です。初代では片側30mmのワイド化によって構造変更が必要でしたが、セカンドモデルではその制約を解消。構造変更なしでの車検取得が可能となり、ユーザーの負担を軽減しています。
オーバーフェンダーのデザイン変更に加え、パーツ構成や設計を見直すことで、約70万円のコストダウンを実現。新車コンプリートカー(ベース車がデリカD:5 Mグレードの場合)で529万円となっています。
比較的手が届きやすくなったとはいえ、オーカスのスタイルを継承しているため、強烈なインパクトは健在です。フロント回りはベース車のライト類を除いてすべて変更。また、サイドパネルとオーバーフェンダーは絶妙なラインの描き方によって実寸以上にワイド感、立体感のあるものとなっています。
リアスタイルも、ゴツゴツとした形状のパーツ構成により、フロントやサイドの存在感に負けない力強い印象に仕上げられています。
足元にはブラーバ専用の17インチディッシュタイプホイールを装備。金属的な質感が無骨な印象を強調し、オフロードテイストとの相性も抜群です。タイヤはDUNLOPの全天候型オールテレーンタイヤ「グラントレックAT5」を採用しており、オンロード・オフロードの両方で高い走行性能を発揮します。
「東北カスタムカーショー2025」(会期:4月26日、27日)でも脚光を浴びたブラーバ オーカスセカンド。その唯一無二の存在感は、街中でも視線を集めることになりそうです。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。












































































