スバル新型「フォレスター スポーツ」がスゴい! パワフルな水平対向ターボ&初の「アイサイトX」がめっちゃイイ! 全方位で進化した「最新SUV」の実力は?
ターボ搭載で高速道路も山道もグイグイ走る!
そんな新型フォレスター スポーツに乗って、群馬県の「赤城山」へ向かいました。
新型では純正アクセサリーが豊富に用意されており、そのなかに「山デカール」という9つの名山をデザインしたデカールがあるのですが、名山のひとつに赤城山がラインナップされているのです。
スバルのお膝元である群馬の名山ということもあり、道中の高速道路とワインディング路で新型フォレスター スポーツの実力を試してみました。

まず、関越道で前橋ICへ向かいます。
1.8リッターターボエンジンは先代モデルから引き続き搭載されているものの、新型モデルではインナーフレーム構造を取り入れた「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」を採用することで、走りの質が向上。
高速道路の合流や追い越しといったシーンでは、アクセルを少し踏むだけで背中から押されるようなパワフルな加速を感じることができ、さらには直進安定性の良さで不安なく走ることが可能です。
最高出力は177馬力と、数値としてはそこそこといったところですが、300Nmという最大トルクを1600rpmから発生させることもあり、パワフルな加速を得やすい特性となっています。
軽快な加速感と抜群の安定感が魅力の新型フォレスター ターボで驚かされたのが、車内の静粛性の高さです。
高速域で走行していてもわずかなロードノイズが聞こえるだけで、静かな車内を実現しつつ、「ハーマンカードンサウンドシステム(メーカーオプション)」から流れる高音質な音楽を楽しみながら、リラックスして運転することができました。
高速道路を下りて、しばらくは前橋の街中を走行します。片側3車線の国道では、車線の幅が狭いところもあったのですが、新型フォレスターは視界が広く、高いアイポイントで見晴らしが良いので、運転しやすく感じられました。
さらに、旋回性能の高さもポイントのひとつ。交差点でも素直な挙動で曲がることができるので、街中の運転もストレスはありません。
赤城山へ向かう道は次第に傾斜を増していき、ワインディング路へと進入していきます。
ヘアピンカーブが連続する山道は、背が高く重量が重いSUVは苦手とする場面かもしれませんが、新型フォレスター スポーツの旋回性能の良さとターボのリニアな加速によって“攻めた走り”ができるのも美点。
Sモードにするとトルクが素早く立ち上がり、特に山道や高速道路でスムーズな加速力を得たいときには重宝しました。
ワインディングを楽しんでいると、赤城山の山頂に到着。赤城神社でお参りをして、赤城大沼で新型フォレスター スポーツを撮影するなどひとしきり楽しんでから山を下ります。
下り坂でも旋回性能の高さを活かしつつ、ヘアピンカーブをアウトインアウトで意のままに走行することが可能。
CVTということもあってか、パドルシフトで低速ギア(疑似的な)へ下げたときにエンジンブレーキの利くタイミングが若干遅く感じられるものの、それでもキビキビとカーブを攻略していくことができます。
帰りの高速道路はフォレスター初搭載のアイサイトXが大活躍しました。
ゴールデンウィーク真っ只中だったこともあり、高速道路は大渋滞だったのですが、渋滞中(約50km/h以下)にハンドルから手を離せる「渋滞時ハンズオフアシスト」や、完全停止するような渋滞でも前走車に追従しつつスイッチ操作なしで発進する「渋滞時発進アシスト」と合わせて、渋滞中の運転をクルマがおこなってくれるのはとても便利。
アイサイトXはドライバーのストレスを軽減してくれる、一度使うとなくてはならない先進安全機能だと言えそうです。
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新型フォレスターは非常に多くの注文が入っているといい、とくにストロングハイブリッドモデルの納車は2026年春になる予定です(2025年4月24日時点)。
対するターボモデルの納車は2025年夏となっており、いち早く新型フォレスターを手に入れたいのならば、スポーツグレードを検討してみるのもいいかもしれません。
ストロングハイブリッドの燃費性能も気になるところではありますが、420万2000円から459万8000円の価格帯(消費税込み、以下同)と、やや高価です。
その点で、新型フォレスターの魅力を十分味わえ、ほぼフル装備で404万8000円からのスポーツグレードも、非常に魅力的なモデルに仕上がっていますよ。
Writer: くるまのニュース編集部
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