NEXCO中日本が謝罪! 4月の「大規模ETC障害」で料金徴収せず… 返金対応は? 今後の対策はどうなる?
NEXCO中日本は、4月に発生した大規模なETCシステム障害について、利用料金の請求をしないと発表しました。
前代未聞の「大規模ETC障害」 料金請求は「なし」に
NEXCO中日本は2025年5月2日、4月に発生した大規模なETCシステム障害について、利用料金の請求をしないと発表しました。

システム障害は、4月6日未明から7日の昼頃にかけて、首都圏や近畿までの広範囲で発生しました。
東名高速道路の17箇所、新東名高速道路の8箇所、中央自動車道の26箇所、東名阪自動車道の10箇所、伊勢湾岸自動車道の11箇所などで、ETCゲートのバーが開かなくなるというもので、料金所では混乱が発生。
各インターチェンジなどでは、料金精算をするための渋滞が本線にまで及ぶなど、大渋滞も発生していました。
システム障害の収束までは、手渡しによる料金収受のほかに、ETCレーンを開放して、後日別途支払うという措置がとられています。
NEXCO中日本によると、システム障害の原因は「発進制御バーの開閉を行うためのETCカードの取り扱い是非を判定するためのデータ破損」だったといいます。
今回の事態を重く見たNEXCO中日本は、「お客さまに多大な混乱を招き、ご迷惑をおかけしてしまった」とし、すでに支払い済みの額を、ETCマイレージサービスの還元額の付与などによって還元することを決定しました。
また、ETCコーポレートカードの利用者には、今後の請求額からの減額、現金利用者に対しては、クオカードの送付などで返金する予定です。
なお今後、同様なトラブルが起きた際の対応については、「ETC通信を切らずに、速やかにバーを開ける措置をとることで、お客さまに渋滞などのご迷惑をおかけすることなく、通常のお支払い手続きをとっていただくことができる」としています。
NEXCO中日本は、「今回の事態を深く反省し、二度と繰り返すことのないよう、組織一丸となって取り組んでまいります」とコメントしています。
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