1リッターで「約30km」走れる! めちゃ「超・低燃費」な2ドアクーペがスゴイ! 850kg未満の「超軽量ボディ」採用した斬新「VWエコレーサー」とは!

20年前の2005年、VWはエコなスポーツカーに挑戦し、斬新なモデルを発表していました。

燃料1Lで「約30km」走れる“超・低燃費”2ドアクーペ!

 昨今、各メーカーが積極的に取り組んでいるのが「エコとスポーツの共存」です。
 
 環境への配慮を考えた場合、走行性能を抑えるというのがひとつのソリューションでしたが、最近ではエコなスポーツモデルが多数登場し、環境に優しいスポーティーな走りが楽しめるようになっています。
 
 そんな今をさかのぼること20年前の2005年、VW(フォルクスワーゲン)はエコなスポーツカーに挑戦した斬新なモデルを発表していました。

燃料1Lで「約30km」走れる“超・低燃費”2ドアクーペ!
燃料1Lで「約30km」走れる“超・低燃費”2ドアクーペ!

 2005年に開催された「第39回 東京モーターショー」で、フォルクスワーゲンは2台のコンセプトカーのワールドプレミアを実施。

 1台は「ポロ」のターボモデルである「ポロGTI」で、もう1台が、イエローのカラーリングが目を引くコンパクトスポーツモデル「エコレーサー」でした。

 エコレーサーとはその名前のとおり、「エコロジー」な性能を備えたスポーツモデル。

 特徴はもちろん低燃費にあり、その数値は3.4リッター/100kmと、スポーツモデルでありながら破格の燃費性能を誇ります。

 この低燃費を実現したポイントは、車重とエンジンです。

 ボディサイズは全長3770mm×全幅1740mm×全高1210mmとコンパクトで、素材にカーボンを用いていることもあり、車重は850kgしかありません。

 また、搭載している1.5リッター直噴ターボのディーゼルエンジンは、最高出力136馬力・最大トルク25.5kgmの高効率なユニットとなっており、将来の排ガス規制もクリアしていたと発表していました。

 これらの組み合わせにより、スポーツモデルでありながら高い燃費性能を生み出したエコレーサー。

 ちなみに、最高速度は230km/h、0-100km/h加速は6.3秒と、走行性能も非常に優秀なモデルでした。

※ ※ ※

 このように、破格の燃費性能と走行性能、さらに美しいスポーティーなフォルムを備えていたエコレーサー。

 市販化は果たせなかったため、実際に公道で姿を見ることは叶いませんでしたが、現代でこそ再び輝くコンセプトであり、リバイバルに期待したい1台です。

【画像】超カッコイイ! これが超・低燃費な「すごいスポーツカー」です!(18枚)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: 大西トタン@dcp

(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー