「東北道で逆走死亡事故」で浮上する「トゲトゲ装置」導入の声…逆走すれば「グサッ!」究極の逆走対策なぜ実用化しないのか 委員会も「物理的手段を検討すべき」の声!?
なぜ日本で「トゲトゲ」は導入されないのか
こうした委員会の意見をうけ、いよいよ国の方針として「物理的阻止」が俎上に乗せられる可能性があります。

しかし、「トゲトゲ」導入には、やはり国が二の足を踏む背景があります。
まずは、第1回に海外事例で紹介された時の「デメリット」です。それは、トゲトゲはあくまで路地で発揮できるものであって、高速道路に導入すると「交通量が多すぎて、すぐに壊れてダメになってしまう」「メンテナンスが大変」というものです。
実際、海外の路地で設置されている「トゲトゲ」を見ると、踏まれすぎて地面にめり込んだまま戻らなくなったトゲや、根元からちぎれて消失したトゲ跡も、よく見られます。高速道路だと、さらにダメージが早々に蓄積してしまうというわけです。
しかし、やはり大きな懸念点となるのは、「道路のせいでクルマが壊れた」「物理的に止められたクルマが、さらに別のクルマに当てられた」といった事例で、賠償責任はどうなるのかということかもしれません。
こうした背景もあり、日本の道路行政では、走行車線上に走行を阻害する構造物を置くことには古くから消極的です。近年ようやく、生活道路にスピード出し過ぎの注意喚起をおこなう「ハンプ」を設置する施策が、各地で進められ始めたところです。
果たして逆走防止の「決定打」である「物理的阻止」は、実用に向かうことになるのでしょうか。
一方向からの物理的な停止措置は事故や災害時に邪魔な足枷になりかねない。
災害でロードクローズドの状態でもネクスコや自衛隊なんかは可能であれば通行する。東日本大震災を思い出せば楽にイメージ出来る。
片側の道路が通れない状態で管理された中で逆走をせざるを得ないとなるとスパイクが邪魔な存在でしかなくなる。
事故だと笹子トンネル天井板落下事故辺りのイメージ。本線上区間だからこの場合はトンネル手前のガードレールを外しただけだったけど、これがインター間での規制となると災害時同様スパイクを踏まないと走れない。
スパイク上に鉄板でも敷けば何とかなるけど現実問題そう言った過酷な状況に置かれた場合のスパイクの耐久性とかは未知数だろう。
また順送でもタイヤへのダメージが0とはならない。普通の車でもタイヤは様々な形やコンディションがある。硬化気味のタイヤや空気圧低下してるタイヤ、鬼キャンなんかも…。合法かどうかは置いといてそう言った様々なケースを考えて全てに対応出来ると言い切れない限りは設置は難しい。
まぁクリア出来る様な物を考えたらインター入った所に首都高なんかによくある2点式の車両感知器でも置いといて逆走車を感知したらスパイクが上がるみたいな装置を開発すればいい。
それか逆走探知で10倍くらいの光量で光るオービスとか。
この辺ならシステムを弄る事で管理した上での逆走にも対応出来る。
こんな整備に金掛かってたら高速道路無料化なんて一生無理だね。将来的にはETCとGPSをリンクさせて逆走車にはバレるバレない問わず一律何百万と課金させたらいい。
逆走オービスならその写真をそのまま公開したり、今回の事件でも加害者の氏名・写真はメディアに流すべき。
逆走は事故じゃなくて事件、第一当事者は加害者(違反者)じゃなくて犯罪者、そのくらいの考えが浸透していけば何もせずとも多少は件数も減るはず。