トヨタ新「SUV」公開! 専用マットホイール&鮮烈オレンジキャリパーがイイ! “全長5m級”の精悍ボディがカッコイイ「ハイランダー ACTIVE コンセプト」中国に登場
トヨタは「上海モーターショー2025」にて、SUV「ハイランダー ACTIVE CONCEPT」をお披露目しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
エネルギッシュな「ハイランダー」登場!
トヨタは2025年4月23日より開幕した「上海モーターショー2025」にて、SUV「ハイランダー」をカスタムしたモデル「ACTIVE CONCEPT」をお披露目しました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
![精悍な顔と上品な専用カラーがカッコイイ! [写真:加藤ヒロト]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/04/20250428_hi_main.jpg?v=1745825210)
トヨタ「ハイランダー」はかつて日本で販売されていた「クルーガー」の海外向けモデルとして登場しました。2000年に登場したクルーガーは2007年にフルモデルチェンジすることなく販売を終えましたが、一方でハイランダーは2代目へと移行、現在は2019年に登場した4代目が販売されています。また、2023年にはより大型となる新モデル「グランドハイランダー」が北米市場で発売されました。
中国では当初、福岡県宮若市にある「トヨタ自動車九州」の工場で生産された個体が正規輸入で販売されていました。ですが、2009年6月より広州汽車との合弁会社「広州トヨタ(現:広汽トヨタ)」による中国現地生産が始まり、現在は中国製のハイランダーが発売されています。
現行ハイランダーは全長5015mm×全幅1930mm×全高1750mm、ホイールベース2850mmです。
中国仕様にはS20A-FTS型2リッター直列4気筒ターボエンジンと、A25D-FXS型2.5リッター直列4気筒エンジンを搭載するハイブリッド車の2種類を用意しています。
そんな中、トヨタは2025年4月23日より開幕した上海モーターショー2025にてカスタムカーACTIVE CONCEPTシリーズを公開、その一環として「ハイランダー ACTIVE CONCEPT」をお披露目しました。
ACTIVE CONCEPTはすでに展開されているトヨタのSUV各車種に、さらなる冒険心を追求するラギッドな特別装備を加えたシリーズとなります。
内外装の色もACTIVE CONCEPT独自のものとなっており、純正よりも引き締まった印象を演出しています。
ハイランダー ACTIVE CONCEPTでは通常のハイランダーをベースにしつつ、ドアミラーをブラック化、エンブレムはガンメタリック塗装とすることで唯一無二の雰囲気を演出しています。加えて、車体上部にはアクティブな心意気を感じさせるルーフラック、そしてオフロード走行に必須な装備を積載しています。
足回りではACTIVE CONCEPT専用となるマットブラック仕上げのホイールを採用、そしてブレーキキャリパーも専用色であるオレンジ色に塗装されています。
内装は紺色を基調としつつ、ステアリングやアームレストといった部分にオレンジ色のステッチ加飾を施しています。シートは表面を紺色にしつつ、模様を描くパンチホール加工越しに中からオレンジ色の材質が姿を覗かせます。フロアマットにもオレンジ色の装飾があるだけでなく、シートベルトまでもがオレンジ色となっているあたりは他ブランドの車種や特別仕様車でもなかなか見ない色の組み合わせです。
ハイランダー ACTIVE CONCEPTは市販化に向けて計画中で、将来的に中国でオプションパーツとして発売される可能性も高いとのこと。
中国ではじわじわとクルマのカスタムが流行りを見せつつあり、メーカー自身がさまざまなカスタムパーツ・モデルを提案することも珍しくはありません。
広汽トヨタが製造・販売するハイランダーは月に7000台近くを売り上げる中堅車種ですが、ACTIVE CONCEPTの投入で新しい顧客層の開拓も期待されます。
Writer: 中国車研究家 加藤ヒロト
下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。








































