“2000GT”後継機! トヨタ「4500GT」公開! 4.5リッター「V8」×軽量ボディの「“4人乗り”スーパーカー」! 全長4.3m級の「ツルツルモデル」登場

トヨタは、自動車イベント「AUTOMOBILE COUNCIL 2025」にてコンセプトカー「4500GT」を展示しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。

2000GT後継機! 「4500GT」登場!

 2025年4月11日から3日間、千葉・幕張メッセで自動車イベント「AUTOMOBILE COUNCIL 2025(オートモビル カウンシル2025)」が開催されました。

 なかでもトヨタブースでは、コンセプトカー「4500GT」が実車公開されました。一体どのようなクルマなのでしょうか。

2000GT後継機!?
2000GT後継機!?

 オートモビル カウンシルは「日本に自動車文化の創生を図ること」を目的に、往年の名車と最新モデルが一堂に展示されるイベントです。

 今回トヨタブースでは、トヨタのヘリテージ活動の総称である「TOYOTA CLASSIC」を掲げ、5台のコンセプトカーを展示しました。

 なかでも4500GTは、次世代高性能スポーツカーとして時速300km領域での走行を実現するため、当時の先進技術を用いてエンジン性能やサスペンション性能を突き詰めた4人乗りクーペの研究実験車です。

 4500GTという名称は、トヨタの名車「2000GT」をオマージュしたもの。1989年の「フランクフルトモーターショー」で世界初公開され、その後第28回東京モーターショーでもお披露目されました。

 4500GTについて、トヨタブースの担当者は以下のように話します。

「4500GTは、普段はトヨタ博物館などには展示されておらず、今回のイベントのためにバックヤードから持ってきました。

 1989年当時の最新技術で高性能スポーツカーをつくるというので開発した実験車ですが、ここで開発した技術が現在の“80スープラ”や、後のトヨタのスポーツカーに受け継がれているところもあります。

 スポーツカーの源流という意味で今回展示しています」

 4500GTのボディサイズは全長4365mm×全幅1830mm×全高1210mm、ホイールベース2490mm。

 2000GTの現代版をつくるという形で開発された4500GTは、エクステリアはクーペのような流麗なボディにハッチバックに類似するリヤの形状で、現在ではいわゆる「シューティングブレーク」と呼ばれるボディを採用しているのが特徴的。

 ライトには斬新な四角い4連テールライトを配し、リア部分の造形も個性的なデザインをまといます。

 インテリアにも時速300km領域での走行を実現するための操縦性のしやすさに配慮されたデザイン設計となっており、視線移動を抑えたえたインパネや、ホールド性の良好なスポーツシートなどが装備されています。

 パワートレインには4.5リッターV型8気筒DOHCエンジンを搭載し、6速MTと組み合わせ、最高出力300馬力/6600rpmを発生します。

 なお、出展から約35年が経過した現在も市販化はされていません。

※ ※ ※

 今回のイベントでの反響について、担当者は以下のように話します。

「皆さんからは『懐かしい』というお声、また『子どもの時に見ました』というお声を結構いただいていますね。

 1989年にお披露目されたので、約36年ほど経ちますが、今の40、50代くらいの世代の方が小中学生の時に同じ幕張メッセの会場で目にしたようで、多くの反響をいただいています」

 担当者も「我々も久しぶりに出してきたクルマです」と語っており、その当時を懐かしみながら思い出に浸る様子もうかがえました。

 このほかトヨタブースでは、レストアされた「セリカリフトバック」や、GRヘリテージパーツで復元された「初代・2代目スープラ」、トヨタ「スープラ(GRスープラ、以下A90スープラ)」の特別仕様車「A90 Final Edition(A90ファイナルエディション)」も実車展示され、会場を大いに盛り上げました。

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Writer: 青田 海

2023年4月よりライターとして活動を開始。初心者にもわかりやすく読みやすい構成を心がけ、自動車を中心に新車情報、カーライフにまつわる話題など幅広い記事を執筆している。芸能分野に詳しい。

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