ホンダ、ル・マン24時間耐久レース勝利 1986年以来となるワンツーフィニッシュ達成

F.C.C. TSR Honda Franceは、ル・マン24時間耐久レース初優勝、さらにHonda Endurance Racingが2位に入りホンダ勢が1986年以来ワンツーフィニッシュを達成しました。

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 2017-2018FIM世界耐久選手権シリーズの第2戦となるル・マン24時間耐久レースがフランスのブガッティ・サーキットで開催され、F.C.C. TSR Honda France(フレディ・フォレイ/ジョシュ・フック/アラン・テシェ)が優勝しました。

F.C.C. TSR Honda France ル・マン優勝でポイントランキングトップに

 ホンダCBR1000RRを駆って参戦したHonda Endurance Racing(セバスティアン・ジンバート/グレゴリー・ルブラン/エルワン・ニゴン)が2位入賞を果たしています。

 今回のレース結果により、F.C.C. TSR Honda Franceは、FIM世界耐久選手権ポイントランキング上でトップに立っています。また、ホンダにとっては1986年以来となるル・マンでのワンツーフィニッシュ達成です。

 4月21日午後3時からスタートしたレースは、F.C.C. TSR Honda Franceのスタートライダーのフレディ選手が好スタートを決め、強豪ライバルがひしめく上位グループの中、3番手~4番手前後のポジションをキープしていました。今回ル・マンは、強豪ライバルたちが徐々に姿を消す展開の荒れたレース模様となりました。

 F.C.C. TSR Honda Franceは、スクリーンの破損によりカウルを交換せざるを得なくなったり、細かい問題がたくさんあったものの、その都度切り抜けて周回を続け単独2番手をキープします。Honda Endurance Racingも、序盤の電気トラブルにより順位を下げましたが38番手から怒涛の追い上げをみせ、徐々にポジションを上げていきました。

 レースをリードしていたGMT94 YAMAHAは、18時間を前にマシンが大破し、トップの座を降がF.C.C. TSR Honda France交代します。

18時間前までトップを走ったGMT94 YAMAHA

 数周遅れながら単独2番手をレース序盤からキープしていたF.C.C. TSR Honda Franceはトップに浮上したあとそのままポジションを守りきり、最終的にル・マン24時間耐久レースでの初優勝を飾りました。

 一方、38番手から懸命な追い上げを続けた Honda Endurance Racingは、22日の早朝に、ルブランがついにトップ5に食い込み、ライダー交代後も表彰台を射程に入れながら安定した周回を続け、最終的にチェッカーフラッグを通過し2位表彰台獲得しました。

 18時間前までトップのGMT94 YAMAHAの最終順位は、10位に終わり次戦スロバキアのレースでランキングトップを狙います。

 7月に開催される、世界耐久選手権シリーズ最終戦の鈴鹿8耐は、24時間レースとは異なり、一度のミスが挽回不可能になりかねないだけに、万全の態勢を整える必要があります。

 次戦のスロバキア8時間耐久レースは、5月12日に開催されます。

【了】

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