「2000GT」の後継!? トヨタが「高性能4人乗りクーペ」を実車公開へ! 4.5リッター「V8」×斬新“流線型ボディ”採用! 幻の「4500GT」や「蘇ったスープラ」をカウンシルで披露
トヨタは「AUTOMOBILE COUNCIL 2025(オートモビル カウンシル2025)」の出展概要を発表しました。
幻の“和製スーパーカー”「4500GT」も登場へ
トヨタは2025年4月7日、自動車イベント「AUTOMOBILE COUNCIL 2025(オートモビル カウンシル2025)」の出展概要を発表しました。

オートモビル カウンシルは「日本に自動車文化の創生を図ること」を目的に、往年の名車と最新モデルが一堂に展示されるイベントで、今回で第10回を迎えます。
トヨタは今回、ヘリテージカーの保存・継承をはじめ、末永く乗り続けるためのヘリテージパーツ供給やクルマ文化に触れる場づくり、仲間と集うコミュニティ支援などの活動を「TOYOTA CLASSIC」として、展示ブースで表現するといいます。
展示車両は5台で、未来のモノづくり技能育成のためにレストアされたという「セリカリフトバック」(初代)、GRヘリテージパーツによって蘇った「スープラ」2台(A70型/A80型)に加え、「90スープラの究極系」とする「GRスープラ “A90 Final Edition”」を展示。
また、今回の主催者テーマでもある「Classic Meets Modern and Future」に合わせ、今のスポーツカー作りに繋がったとする「4500GT」も披露されます。
4500GTは1989年の「フランクフルトモーターショー」で披露された4人乗りクーペのコンセプトカーです。トヨタの名車「2000GT」の再解釈モデルだとされました。
空力性能に配慮したボディは当時としては非常に低い空気抵抗係数(Cd値)0.29を達成。CFRP素材の採用により、軽量化も実現。
パワートレインは「セルシオ」のV型8気筒エンジンをベースに、5バルブ化と4.5リッターへの排気量アップを図った高性能ユニットを搭載し、最大出力300馬力を発揮。これに6速MTを組み合わせ、後輪駆動となっています。
走行面ではダブルウィッシュボーンサスペンションやトルセンLSDの採用など、高次元の走行性能を実現したほか、後輪操舵やノイズキャンセラー、エンジン音を演出するサウンドシステムなど、最新の電子制御も用いられています。
デザインは当時としては斬新なシューティングブレークスタイルを採用し、全体的に流線型スタイルの近未来なデザインをまとっています。
発表後はモータージャーナリストを招待した試乗会なども実施されましたが、市販化には至りませんでした。
いっぽう、インテリアデザインなどはスープラ(A80型)に引き継がれたほか、“和製スーパーカー”とも呼べるハイパフォーマンスモデルのクルマづくりは、のちの「LFA」などに活かされたとされています。
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オートモビル カウンシル2025は、4月11日から13日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されます。
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