「ETCトラブル」応急復旧で再開! NEXCO中日本お詫びも…「トラブル時の料金は払ってね…」 ユーザーからは不満も… 大切なインフラの現状は
大混乱のETCトラブル… どこが復旧? トラブル中の料金はどうなる?
復旧はいつになるのか。
発生した6日の朝にはプログラムを作った企業などに連絡が行き、すぐ修復作業を始めたと思う。
この原稿を書いている途中では復旧のアナウンスがなかったが、7日14時にNEXCO中日本は「NEXCO 中日本の料金所で障害が発生していた料金所での ETC の運用を再開しました」というリリースを出した。以下の通り。
「中日本高速道路株式会社が管理するインターチェンジ(以下「IC」という。)で4月6日(日)、ETC を制御する設備に障害が発生したことから、ETC の利用ができなくなっていましたが、4月7日(月)14時よりすべての料金所で応急復旧作業が完了し、ETC無線通信により料金を徴収しています。
今後本復旧に向けた作業を進めてまいりますが、通行に際しては、安全に気を付けてご通行をお願いします。この度は多大なるご迷惑をおかけしたことについて、心よりお詫び申し上げます。 申し訳ございませんでした」
いずれにしろまだ原因が解っていないようだ。では、トラブル発生中の高速道路料金はどうなるのか。

ネクスコ中日本は「トラブル解消したら自己申告しろ」と言っている。具体的にNEXCOは「ETCの障害が発生していた料金所においては、そのままご通行いただいたお客さまは、通行料金はWEBでのお手続きをお願いいたします」と。
自己申告、ネクスコ中日本のWebにある支払いシステムにアクセスし車種やナンバー、通行時間、通行場所など多岐にわたる情報を入力しなければならない。
Webを見たら、高齢者だと無理。私だって内容を理解してから手続き完了まで10分以上掛かりそう。やりたくても出来ない人だっている。
そもそもETCという有料のシステム、利用者がお金を出して車載器を導入している。
ハイウェイカードのプリカの時代は割引もあったのに。加えてネクスコからすれば人経費削減というメリットがあった。
もし課金できていないのなら、トラブル修復後に請求すればいい。
何度も繰り返すけれどトラブルはネクスコ中日本。普通の企業なら請求書出すのは料金取る側である。利用者に面倒臭い手続きを強要するなんておかしい。
ただ請求書を送ることも難しいと思う。ETCカードの持ち主と利用者を紐付けられないからだ。
「利用していない」と言われたら写真でドライバーの確認などしなければならず、その際、隣に誰か乗っていたらプライバーの問題にもなってくる。
トラブル発生後は車載器とETCカードのログが残っているかどうかも不明。
以上、極端に言えば請求書が来たら払えばいい。もっと言えばネクスコは請求権を放棄するのが1番簡単だ思う。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。














































