日産「超高級SUV」ついに日本導入か!? 強豪「ランクル」より大きい“全長5.3m超え”! 豪華すぎる内装もスゴい「パトロール」に国内初試乗!
厳しい経営状況にある日産において課題となっている「ラインナップの少なさ」。特に国内市場では高価格帯のモデルも足りていません。そんななか、国内導入の検討がされている大型SUV「パトロール」を試乗する機会を得ました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
優れたオフロード性能と高い質感を両立!
経営再建に向けた様々な計画を発表している日産自動車ですが、やはり新車開発の遅さが原因となる「モデルラインナップの少なさ」は大きな課題です。
そんななか、国内導入も検討中だという最新の「大型SUV」に試乗することができました。
![日産の7代目「パトロール」[国内未導入モデル]に試乗した!](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/03/20250328_NISSAN_Patrol_0000.jpg?v=1743149788)
非常に苦しい状況にある日産の国内販売現場ですが、現在は主に軽自動車と「ノート」「セレナ」「エクストレイル」のみでどうにか戦っています。
その辺りは、2025年4月1日から社長に就任するイヴァン・エスピノーザ氏も認識しており、「商品ラインナップの強化」を公言しているところです。
直近では3代目に進化する新型EV(電気自動車)「リーフ」や新型軽自動車、更に第3世代e-POWERを搭載した新型大型ミニバン(「エルグランド」か)などが控えるも、まだまだ足りません。特に高価格帯で収益性の高いモデルは壊滅的です。
そんな中、日本導入が検討されているモデルがあります。
それは2024年秋にアブダビ(アラブ首長国連邦)で初公開されたラダーフレーム式の大型SUVの最新作となる7代目「パトロール」です。
今回、日産追浜試験場内のテストコース施設「グランドライブ」で味見をさせてもらいました。
パトロールを少しだけ振り返ると、初代は1951年に登場と、実は「スカイライン」(1957年)を超える長い歴史を持つロングセラーで、トヨタの本格四輪駆動車「ランドクルーザー」と双璧を成す「リアルオフローダー」の1台として進化を遂げてきました。
日本では、3代目から5代目が「サファリ」の名で発売されていたことを記憶している人は少なくないでしょう。
なかでも3代目は人気TVドラマ「西部警察」の劇用車(特殊捜査車両)としても採用され、実車が当時の「東京モーターショー」に出展されるなど、SUV(当時はRV車と呼ばれていた)人気が高まりつつある時代に注目を集めたモデルでした。
その後、2007年にサファリの日本での販売は終了しますが、海外向けパトロールは継続され、2010年に6代目が登場。
この6代目は海外専用モデルとなりましたが、2019年には「スーパーGT選手権」のFRO(ファースト・レスキュー・オペレーション)車両として導入され、国内のサーキットで現在も活躍しています。

さて、実際に目の当たりにした7代目パトロールのエクステリアはというと、とにかくデカいです。
全長5350mm×全幅2030×全高1945mm、ホイールベース3075mmと、ライバルのトヨタ「ランドクルーザー300」(全長4950-4985mm×全幅1980-1990×全高1925mm、ホイールベース2850mm)よりも一回り以上大きなサイズ。
ですが、実際に運転をすると水平基調のインパネやボンネット形状の工夫による見切りの良い前方視界に加えて、カメラを活用した運転サポートの合わせ技で、想像していたよりは取り回しは良好です。
ただ、駐車時や狭い道でのすれ違いなどは覚悟しておいたほうが良いでしょう。
内外装はとにかく「煌びやか」で、日本に導入されていた頃のサファリの質実剛健なイメージは皆無。
むしろプレミアムSUVといっても良いデザインと質感に仕上げられています。
開発陣に聞くと「メインマーケットの中東ではオフロード性能に加えて、日常ユース(=舗装路)でも快適に過ごせる性能も大きく要求されているので、その要望にシッカリと応えました」と教えてくれました。
九州工場で生産されてるから国内導入に問題はないでしょうけどね。トヨタがセコイヤを国内導入しないのか?ランクルでも持て余すからでしょう
いまだに最終型のサファリ乗ってます
正直同じ時期のランクルと比べればトラックそのものですが、まあそれとわかっているので特に問題なし
新型サファリとして登場すれば気にはなります
今は田舎住まいなので道路や駐車場は問題ありませんが、大雪になると雪おろしがとんでもなく大変です