1度は消えたトヨタ「RAV4」とホンダ「CR-V」、同じ運命を辿るSUVは復活で成功なるか

日本市場では販売が低迷、姿を消していた、トヨタ「RAV4」とホンダ「CR-V」。この2台、日本市場への再導入が決まっています。なぜ姿を消した2台が再び日本市場に導入されるのでしょうか?

日本生まれのコンパクトSUV先駆者、「RAV4」と「CR-V」

 日本で生まれ世界的ヒットモデルに育ったトヨタ「RAV4」とホンダ「CR-V」。初代がデビューしたのは両モデルともに90年半ば、日本でも爆発的にヒットしたクロスオーバーSUVです。その後、日本市場では販売が低迷、共に姿を消していきました。

ニューヨークショー2018で世界初披露されたトヨタ新型「RAV4」

 実はこの2台、日本市場への再導入が決まっています。トヨタの新型「RAV4」は2019年の春ごろ、ホンダ新型「CR-V」は2018年中と、すでにアナウンスされています。

 なぜ姿を消した2台が再び日本市場に導入されるのでしょうか?それは日本でのクロスオーバーSUVブームが要因です。

同じ運命を辿った日本のクロスオーバーSUV

 乗用車をベースにしたクロスオーバーSUVの先駆者と言えば、1994年に登場したトヨタRAV4です。都会の街並みでも違和感のない「カジュアルなデザイン」に「乗用車の乗り易さ」と「SUVの安心感」などが人気を集め、キムタクこと木村拓哉が出演するTV-CMの効果も相まって大ヒットとなりました。

2000年に登場した2代目「RAV4 L」

 しかし、2代目以降はメインマーケットとなる海外市場からの要望が反映され、ボディサイズがどんどんアップしていきました。海外での販売台数は伸びる一方で、日本での販売台数は下降していきました。

そんなRAV4は2013年に4代目が登場しましたが、日本向けはなぜかフルモデルチェンジされることなく3代目を継続販売していました。その背景には2013年にレクサスRXから切り離され独立して登場したハリアーの登場が大きく影響したといいます。

 実は現在販売中のハリアーは4代目「RAV4」をベースに、高級車に仕立てた日本専用モデルなのです。「同クラスのクロスオーバーSUVは必要ない」という判断から「RAV4」は放置、2016年にヒッソリと日本市場から姿を消していました。

 それと同じ運命を辿った日本のクロスオーバーSUVが、ホンダ「CR-V」です。

「CR-V」は、1995年にホンダ「シビック」の基本コンポーネントを用いて開発されたクロスオーバーSUVです。トヨタ「RAV4」同様にスタイリッシュなエクステリアデザインや全車コラムシフトオートマチック(AT)採用でウォークスルーを可能にするなど、SUVでありながらも居住性や実用性も高いモデルとして「RAV4」以上の人気を博しました。

1995年に登場した初代「CR-V」

「CR-V」も初代デビュー当初は日本専用車でしたが、北米からの強い要望で左ハンドル仕様を開発、その後世界各国に輸出されるようになったのです。

 その結果、2代目「CR-V」はキープコンセプトながら、海外に目を向けた商品へと進化を遂げます。日本では初代ほどの人気にはなりませんでしたが、北米・欧州・アジアでの人気が高く、ホンダ車ラインアップのベスト3に入る販売台数を記録し、世界的なヒットモデルにとなりました。

 3代目以降は基本コンポーネントをひとクラス上の「アコード」と共有、内外装も高級化路線となりました。ボディサイズの拡大は北米からの要望、高級化は欧州・アジアからの要望だったそうです。

 2011年に登場した4代目は内外装デザインに海外の要望が盛り込まれ、日本仕様はオマケといった感じでした。海外向けは2014年に内外装や走りのアップデート、安全装備(ホンダセンシング)の充実などの大幅改良が実施されましたが、日本向けはほぼ放置状態で2016年に姿を消しました。

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