クラウンからアルファードへ代替増加 ファミリーだけのミニバンではなくなった?

ミニバンは多人数が乗ることのできる乗用車として、現在も国内市場では人気を誇り、特に最近のファミリーの傾向で「近居」が定着し親子2代が一緒に移動する手段として重宝されています。そんなファミリー向けイメージが強いミニバンに変化が出てきたというのです。

SUV人気でミニバンへの影響は?

―――ミニバンといえば大きくて重いイメージがありますが、ハイブリッドとガソリンエンジンの販売比率はどうなっているのでしょうか?

「総数のデータで言えば若干ハイブリッドのほうが多いかと思われます。法人のお客様でしたら企業イメージなどもあるのでハイブリッドを選ばれるのですが、ファミリーの方は走行距離や価格差を考えてガソリンエンジンを選ばれる場合もあります」

トヨタ シエンタ

―――上級ミニバンの傾向はファミリーからエグゼクティブな法人ユースにそのマーケットを広げていっているようですね。ではシエンタなどのスモールサイズミニバンはどのようなマーケットに受け入れられているのでしょうか?

「シエンタは完全にファミリーユースがメインです。現行はハイブリッドもあることでアクアやヴィッツ、他社のコンパクトカーなどからの乗り換えも多いです」

―――軽自動車からミニバンへの乗り換え需要はあったりするのでしょうか?

「家族構成などにもよると思いますが、軽自動車のユーザーは全くマーケットが違うせいか、乗り換え需要は少ないですね」

―――C-HRなどのSUVは最近人気を博していますが、ミニバンへの影響はあるのでしょうか?

「SUVを選ぶお客様は多人数や空間を求める方がいらっしゃらないので、お互いのマーケットに影響しあうことはありませんね」

 お話を伺いながら今のミニバンマーケットは空間の広さと、多人数乗車の二局化に進んでいる印象を持ちました。また、法人利用が増え始めたことで、2列目がキャプテンシートとなるグレードについては高級化が進んでいくのではないかと思われます。

 商用車からの差別化に苦慮した時代からは考えられないほど、現在のミニバンマーケットは深化しているようです。

【了】

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