全長4.2m! スズキが「“斬新”キャリイ」実車展示! 軽規格超え「デカいボディ」×5速MT搭載! めちゃシンプルデザイン×画期的な「移動スーパー仕様」をタイで披露

スズキはタイ・バンコクで開催の第46回「バンコク国際モーターショー」に出展し、「キャリイ」を展示しました。

軽規格超えた「でかいキャリイ」が登場

 スズキは2025年3月26日から、タイ・バンコクで開催の第46回「バンコク国際モーターショー」に出展しました。
 
 同社のブースでは、日本仕様とは異なる「キャリイ」のカスタムカーが展示されています。

タイ仕様の「キャリイ」
タイ仕様の「キャリイ」

 キャリイは1961年に登場した軽トラックです。60年以上にもわたり、軽トラックの定番モデルとして非常に強い支持を受けています。

 一方で、海外ではこの「キャリイ」の名称を採用しながら、地域により様々なバリエーションが存在しています。そのひとつが、インドネシアで2019年に登場した小型トラック キャリイです。

 インドにおいては小型トラックのセグメントでシェアトップを確保しており、これまでに22万台以上が販売されたといいます。

 ボディサイズは、全長4195mm×全幅1765mm×全高1910mm、ホイールベース2205mm。軽自動車規格の日本仕様に対してボディサイズが大きく設定され、トヨタ「ライトエース トラック」のようなサイズを持ちます。

 デザインは日本仕様のキャリイとは異なるもので、機能に根付き非常にシンプルにまとめています。大きなヘッドライトや樹脂バンパーなど、実に簡素なエクステリアです。

 テールゲートには「SUZUKI」の浮き文字が施され、スズキブランドを強調しています。

 インテリアもシンプルさを徹底したほか、足元スペースを拡大し、運転席シートの前後スライドを設けるなど快適性を向上。助手席には大型の物入れを2つ設けています。下部の物入れは2リッターペットボトルが3本収まる容量を確保しました。

 仕向地によって左ハンドル仕様もあるため、インパネは左右対称とし、共通化によるコスト削減を実現しています。

 荷台は最大940kgの積載が可能で、荷室長は2450mmを確保。素材に亜鉛めっき鋼板を用いたことで耐腐食性と防錆性が向上しています。

 さらに、足回りにはアンダーコートを施し、ステンレス製排気管を採用するなど、耐久性の大幅な向上を図っています。

 パワートレインも日本で販売されているキャリイとは異なり、最高出力71馬力・最大トルク135Nmを発揮する1.5リッター4気筒エンジンを搭載。これに5速MTを組み合わせ、駆動方式は後輪駆動です。

 安全装備ではABSや3点式シートベルトが採用され、仕向地によってはデュアルエアバッグも設定されています。

 タイ仕様車では1グレードのみの展開で、エアコンおよびMP3ラジオデッジを標準装備。価格は39万5000バーツ(約175万円)です。

 今回披露されたのは、このキャリイを移動式スーパーマーケットに改造したカスタムモデルです。これにより、住宅街や狭い路地や道路など、アクセスが難しい場所でも、必需品を購入したい地域住民へのニーズに対応できるといいます。

 このカスタムは、キャリイの「夢を運ぶ:すべての旅とすべての夢を通して」というコンセプトを明確に反映したもので、「幸福の配達車」に変更することを目指し、社会に幸福をもたらすクルマだと説明しています。

※ ※ ※

 このほか、スズキブースでは「スイフト」「XL7」「セレリオ」に加え、「ジムニー」のカスタム車などが出展されました。

 第46回バンコク国際モーターショーは、2025年3月26日(報道公開は3月24日から)から4月6日まで、「インパクト・ムアントーンターニ」の「チャレンジャーホール」で開催される予定です。

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