マツダ新型「CX-5」まもなく登場!? 7年ぶり全面刷新で「自社製ハイブリッド」搭載? 新型エンジン「SKYACTIV-Z」搭載? マツダの「大人気モデル」どうなるのか

マツダの主力モデルとなるのがミッドサイズSUV「CX-5」現行モデルは2017年2月より販売されている第2世代。デビューから今年で7年目ということで、そろそろフルモデルチェンジが予想されています。どのようなモデルとなるのでしょうか。

マツダ新型「CX-5」そろそろ登場?

 マツダの主力モデルとなるのがミッドサイズSUV「CX-5」です。現行モデルは2017年2月より販売されている第2世代。デビューから今年で7年目ということで、そろそろフルモデルチェンジが予想されています。

新型CX-5どうなる!?(Photo:kelsonik)
新型CX-5どうなる!?(Photo:kelsonik)

 そんなCX-5について、マツダは決算発表などで、何度かその行方が予告されています。それだけ重要なモデルということでしょう。

 2024年3月期決算発表会(2024年5月実施)では「現在鋭意開発中の次期CX-5には排気エミッションと熱効率を同時に改善したSKYACTIVエンジンにマツダ製のハイブリッドを搭載する計画です」とマツダの毛籠社長は言及しました。

 また、2025年3月18日に行われた「ライトアセット戦略公表」においては、「マツダ独自のハイブリッドシステムと組み合わせて2027年中に次期CX-5から導入」と、一歩踏み込んだ説明が行われました。

 ここで気になるのは「2027年中に~」とあるところです。「もしかすると次期CX-5自体の登場が2027年になるのかも?」とも読める発言です。しかし、発表会現場での質疑応答によると、次期CX-5の発売自体は先にあり、その後の2027年に新型エンジンであるSKYACTIV-Zが追加されるとなるようです。

 そこで、またまた気になるのが「マツダ独自のハイブリッドシステム」と「SKYACTIV-Zエンジン」の内容です。

 ハイブリッドシステムについて、マツダはこれまでトヨタのシステムであるTHSIIを北米で展開する「CX-50」に搭載しています。

 また、ラージ商品群となる「CX-60」では、マイルドハイブリッドとプラグインハイブリッドという2つを実用化しています。こちらのラージ商品群の技術はマツダ独自となります。

 CX-60のシステムは、エンジンとミッションの間に、1つのモーターを挟むパラレル方式です。

 モーターの前後に配置した2つのクラッチを使いわけることで、エンジン走行、エンジン+モーター走行、モーター走行を切り替えることが可能となります。

 つまり、マツダは、すでにトヨタ式と、マツダ独自の方式の2つのハイブリッドシステムを持っているのです。

 そして3月に実施された「ライトアセット戦略公表」で実施された詳細説明においては、「システム出力最大にできるエンジン主体のパラレル式がベスト」という考えも示しました。

 つまり、すでにCX-60で実用化されている独自方式であり、パラレル式をベストと考えているのであれば、次期CX-5に搭載されるのは、パラレル式となる可能性は非常に高いと言えるでしょう。

 また、新型のSKYACTIV-Zエンジンは世界初のSPCCI(火花点火制御圧縮着火)を実用化したSKYACTIV-Xエンジンの進化型と説明されました。

 ただし、排気量が2リッターから2.5リッターに拡大され、過給機が省かれています。ハイブリッドと併用されるのが前提であり、ライバルのハイブリッド車と競える価格帯になるとか。

 もちろん、性能はクリーンで省燃費、そして優れたパフォーマンスを実現するそうです。この優れた新エンジンが2027年に、すでに発売済みであるCX-5に追加されるというわけです。

 CX-5そのもののフルモデルチェンジは非常に近く、2025年中に何かしらかの動きがあると噂されています。

 もしも、新型エンジンSKYACTIV-Zが気になる人は、慌てずに2027年を待つのも、ひとつの選択となるのではないでしょうか。

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Writer: 鈴木ケンイチ

1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを、分かりやすく説明するように、日々努力している。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。

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