スタッドレスタイヤの保管「縦置き」or「横置き」どっちが正しい? 「ビニール保管」はNGってホント!? 寿命を伸ばす「正しい保管方法」は?
3月~4月にかけて、スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへ履き替えが増えるタイミングです。スタッドレスタイヤを次のシーズンもしっかり使うために、どのように保管したらいいのでしょうか。
スタッドレスタイヤの正しい保管方法とは?
3月から4月にかけて、クルマのタイヤをスタッドレスタイヤからノーマルタイヤへ履き替えるタイミングを迎えます。
冬の間活躍してくれたスタッドレスタイヤの寿命を延ばすために、どのように保管したらいいのでしょうか。

スタッドレスタイヤは雪道や凍結路でもタイヤが力を発揮できるように、ノーマルタイヤよりも柔らかいゴムでできています。
昨今ではこのゴムのなかにグリップ力を高めるさまざまな成分を練り込み、さらに排水性を高めるように横向きにたくさんの溝が刻まれているほか、乾燥した路面でも十分な走行性能を両立できるように工夫が施されています。
そんなスタッドレスタイヤの寿命は多くの製品で3シーズン程度と言われており、履き替えた後は長持ちさせるために正しい方法で保管しておく必要もあります。
現役のT整備士に聞いてみました。
まず、スタッドレスタイヤを保管する場合、ホイールから外したほうがいいのか、それとも組み込んだホイールごと保管すべきなのでしょうか。
「基本的にタイヤ本体だけより、ホイールごと保管するほうがタイヤの変形は防げると思います。そしてホイールと一緒に保管する場合は必ず『横置き』」で保管することが重要です。
縦置きで保管してしまうとホイールの重さなどでタイヤの一部に荷重がかかり、変形してしまう可能性もあるからです」
取り外したスタッドレスタイヤとホイールは、保管前に水洗いしておくのが基本です。
この時、ひび割れや傷、ピンチカット(タイヤ内部で破損が起き、一部が隆起した状態)などがないかを確認しておきましょう。
なお、スタッドレスタイヤを洗浄する際、クリーナーなどの洗剤を使用しないほうがいいのだそうです。
また、タイヤの保管に関しては、雨風があたらない、さらに直射日光に当たらない場所に横置きで保管するのがベストなのだとか。
「タイヤの長期保管でもっとも大敵なのが、不要な水分と日光です。水分はタイヤに含まれる油分が溶け出すのを促進させてしまいます。
また、保管前に油性タイヤワックスなどを塗ってピカピカにする人がいますが、含まれる油分との親和性が高すぎて、タイヤに含まれる油分がどんどん出てしまう原因になるのでタイヤワックスは不要です」(T整備士)
そのほか、紫外線がタイヤに大きなダメージを与えてひび割れの原因にもなってしまうため、日光に当たり続けることも避けたほうがいいでしょう。
あと、保管する場合はタイヤの空気圧は、半分程度まで空気を抜いて保管するという情報もありますが、どうすべきなのでしょうか。
「保管状況にもよりますが、確かにパンパンに空気を入れてしまと、スタッドレスタイヤの『緊張状態』が続くことになります。ただし来シーズンも使うこと前提であれば、変形を防ぐ意味でもそのままの空気圧でも大丈夫だと思います。
むしろ抜いた状態では自宅で交換できない事態を招くことになります。結論として、装着してすぐに走れる程度の空気圧はキープしておいたほうがいいでしょう」(T整備士)
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スタッドレスタイヤをビニール袋などに入れて密閉し保管する人も多いかと思いますが、実はその行為がお勧めできないようです。
タイヤは呼吸しているとも言われており、密閉すると余計に油分や薬品が溶け出してしまうこともあるので避けたほうがよさそうです。
加えて、タイヤのゴムに含まれる薬品が染み出すこともあるため、床面に直置きするのはNGです。ダンボールなどを敷くだけでもいいので、床面に触れないように保管するほうが良いコンディションを維持することができます。
金田氏は本当に車関連のライター?
チューブレスタイヤの保管方法で、ホイールから外すって書いて居るけどマジで言って居るのかしら?タイヤ屋さんは商売だから、ユーザから言われたらやるけど、通常それをするとエア漏れの原因と成り得るのでやらないよね?!