スズキは2025年1月16日、小型乗用車「ソリオ」の新たな一部改良モデルを発売しました。

【画像】超カッコイイ！ 約192万円のスズキ「新ワゴン」を画像で見る（50枚）

　販売店ではどのような反響があるのでしょうか。

　ソリオは、軽ハイトワゴン「ワゴンR」をベースに、ボディサイズを拡大したモデルとして1997年に登場しました。なお、当時は「ワゴンRワイド」の車名で販売されていました。

　それから2代目の「ワゴンR＋（プラス）」を経て、「ワゴンRソリオ」に改名。2代目のマイナーチェンジ時より現在のソリオという車名になりました。

　現行モデルは2020年12月に誕生した4代目で、ボディサイズは全長3790mm×全幅1645mm×全高1745mm、ホイールベース2480mm。

　全長3.8m以下とコンパクトなサイズでありつつ、ワゴンR譲りの乗降性の良さや、大人5人が乗車してもゆとりのある室内空間が高く評価されています。

　ラインナップには通常モデルに加え、専用デザインを採用したカスタム仕様「ソリオ バンディット」の2タイプを用意しています。

　今回発表された一部改良では、まずフロントマスクが一新されています。

　現行モデルのイメージを残しつつもフロントグリルのメッキ面が全体的に拡大され、高級感と華やかさが増しています。

　ボディカラーには「スピーディーブルーメタリック ガンメタリック2トーンルーフ」が追加されました。

　また注目すべきはパワートレインについての仕様変更です。

　スズキのコンパクトカー「スイフト」に搭載された1.2リッターエンジン（Z12E型）とマイルドハイブリッドを組み合わせて搭載。CVTを採用し、燃費性能と走行性能の両立を実現しました。

　駆動方式は2WDまたは4WDが選択できます。

　このほか安全面では、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を標準搭載したほか、アダプティブクルーズコントロール（ACC）や低速時ブレーキサポートなどの組み合わせにより、安全機能の拡充を図っています。

　機能面でも電動パーキングブレーキやブレーキホールドを採用したほか、スズキ緊急通報などアプリ機能を利用できるスズキコネクトに対応し、快適装備が充実しました。

　ソリオの一部改良モデルの価格（消費税込）は、192万6100円から259万3800円です。

　このほか、ソリオをベースに内外装をカスタマイズしてさらに上質に仕立てた「ソリオ バンディット」もラインナップされています。

　価格は、230万3400円から264万8800円です。

※　※　※

　ソリオの販売店での反響について、都内スズキ販売店の営業担当者は以下のように話します。

「さっそく多くのお問い合わせをいただいています。

　通常タイプのソリオとバンディットで悩まれている方もいらっしゃいますね。どちらかというとバンディットは男性に人気で、通常のソリオはご家族さまや奥さまがメインで乗られるという方に選ばれています」

　なお、納期について担当者は「現在は2か月から3か月ほどで」と話していました。