直江津~六日町「無料で1時間短縮」!? 驚異の短絡ルート「上越魚沼道路」に反響多数「早く作って」「かなり楽に」関越道へ最短直結

新潟県で整備中の高規格道路「上越魚沼地域振興快速道路」計画に、ネット上でも反響が集まっています。一体どのような道路で、どういった声が上がっているのでしょうか。

新潟を東西につらぬく高規格道路

 新潟県で整備中の高規格道路「上越魚沼地域振興快速道路」計画に、ネット上でも反響が集まっています。
 
 一体どのような道路で、どういった声が上がっているのでしょうか。

2017年に開通した八箇峠トンネル(画像:写真AC)。
2017年に開通した八箇峠トンネル(画像:写真AC)。

「上越魚沼地域振興快速道路」(以下、上沼道)は、直江津・十日町・六日町(越後湯沢)といった各エリアを最短ルートでつなぐ計画の道路です。

 いずれも人口を抱え存在感の高いエリアですが、互いのエリアは急峻な山脈にはばまれて、自由に行き来できませんでした。高速道路でもわざわざ長岡まで大回りするしかなく、関越道の越後湯沢、群馬県方面は遠い存在でした。

 そこを長大トンネルなどで一気につなぐことで、観光や物流、緊急輸送が大きく利便性促進されることが期待されています。

 その開通効果はすさまじく、上越市~南魚沼市の所要時間は「110分→54分」と半分になり、なんと約1時間におよぶ大幅な時間短縮が試算されています。

 気になる進捗ですが、最大の難所である上越市~十日町市の20km以上の山岳区間は、2024年3月に概略ルートが決定したばかり。いよいよ都市計画決定と環境アセスメントが進められ、事業化へ前進中です。

 もうひとつの難所である十日町市~南魚沼市六日町は、2017年に開通済み。並行する鉄道「北越急行」と同様に、十日町から関越道が「ほぼ一瞬」の道のりになりました。

 あとは十日町市街をまたぐ工区「十日町道路」が用地取得の段階。直江津からも、徐々に徐々に工区が開通していき、橋脚がニョキニョキと立ってきています。直江津から「浦川原地区」までの約20kmが事業中です。

 六日町側でも、最後の最後で関越道の六日町ICに直結してなかった部分が、直結めざして事業中です。

 ※ ※ ※

 かつて北陸新幹線の代わりとして越後湯沢・六日町~直江津を短絡直結した「北越急行」が長距離ネットワークを担っていました。そして今、道路も並行して夢のネットワークが出来上がっていこうとしています。

 壮大な道路計画に対し、コメントでは「六日町まで繋がるとかなり楽だよな」「まじで早く作ってくれー」「これが出来れば上越の海へひとっ飛び!」「すごい」「快速道路という響きがいいね」「無料で通り抜けられるのはありがたいです」と、期待する声が上がっています。

 中には「十日町から八箇峠を越える際に、長くきれいなトンネルが出来ていてあっという間に六日町。便利になりましたね」と、短絡ルートの効果を実感する投稿もありました。

 いっぽう「ほくほく線(北越急行)の未来は危うくなっていくなあ」「ローカル線に完全並行か…鉄道はこれで終わりかな」など、“ライバル”とも言える北越急行が廃止されるのではと心配する声もあるようです。

 実際、全線開通すれば、直江津が関越道方面の高速道路ネットワークに組み込まれることとなり、地域都市間輸送を含めて新たな高速バスの誕生にも期待がかかります。鉄道と道路の交通動向はどう変化していくのか、今後の動向に注目です。

【画像】超便利!? これが「上越魚沼地域振興快速道路」計画ルートと工事状況です(29枚)

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