新車102万円! スバル最新「軽トラ」がスゴい! 悪路に強い「SUV並み」地上高&“3つの四駆システム”搭載! 後輪駆動×MTもある「サンバートラック」どんなモデル?
スバル「サンバートラック」は、同社の歴史ある軽トラックです。最新モデルはどのような軽トラなのでしょうか。
悪路に強いSUV並み地上高&“3つの四駆システム”搭載!
スバル「サンバートラック」は、長い歴史をもつ軽トラックです。
ユーザーに寄り添った軽トラックとして進化を重ねているのですが、最新モデルは一体どのようなクルマなのでしょう。

初代サンバートラックは1961年2月にデビュー。1958年に発売された「スバル360」ベースの軽トラとして投入されました。
「人間優先」のコンセプトを大切にし、軽トラックでありながら大人2人が楽に乗れることが考えられており、特に運転席にはこだわったといいます。
前輪がドライバーの足元に張り出すとペダルをオフセットしなければならないため、フロントタイヤの上に運転席を乗せるレイアウト(キャブオーバー)を採用しました。
その後もモデルチェンジを重ね、1999年に発売された6代目まではスバル製(自社開発)のサンバートラックが製造されました。
しかし、スバルは「選択と集中」を掲げるなかで軽自動車の事業から撤退することを決定。2012年に発売された7代目以降は、ダイハツが製造する「ハイゼットトラック」のOEMモデルとして販売されています。
現行型は2022年に発売された8代目。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1780mm(標準ルーフ)-1885mm(ハイルーフ)、ホイールベース1900mmです。
荷台サイズは、標準ルーフが荷台長1940mm×荷台幅1410mm×荷台高285mm、ハイルーフは荷台幅と荷台高が同等で荷台長は1650mm。荷台床面地上高は660mmです。
また、最低地上高が160mmあり、これは一般的なSUVと同レベルのため、農地や漁港などで問題なく使用できます。
パワートレインは660cc直列4気筒エンジンのみ。駆動方式はいずれも2WD(後輪駆動)とセレクティブ4WDがあります。
セレクティブ4WDには電子制御式(オート/ロック)、機械式、機械式Hi-Loモード切替機構付といった3種類の4WDシステムが設定され、必要に応じて選択できます。
トランスミッションは5速MTまたはCVTが用意され(一部のグレードはCVTのみ)、燃費は15.6km/Lから16.5km/Lです。
2025年2月に一部改良が発表され、側面衝突時にも乗員保護をしっかり行えるようサイドピラーガーニッシュを追加しました。それに伴い助手席側のアシストグリップの取り付け位置を前方へ変更しています。
衝突回避支援ブレーキ機能や車線逸脱抑制制御機能をパッケージ化した「スマートアシスト」を搭載するほか、広々とした荷台や、素材・塗装を工夫して高めた防塵性など「道具」としての使い勝手を高めています。
サンバートラックの価格(消費税込)は102万8500円から152万9000円です。
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現在のサンバートラックはOEMモデルですが、使い勝手という意味において初代のスピリットは受け継がれているでしょう。
Writer: 廣石健悟
1985年長野県生まれ。鉄鋼系物流会社や半導体パッケージメーカーの技術者を経てフリーライターとして独立。19歳で自動車に興味を持って以来、国産車を中心にさまざまな情報収集をしている。これまで乗り継いだ3台のクルマはすべてMT車。4台目となる現在の愛車はマツダ アテンザセダン(6速MT)





































