運転中に突然「謎の青いヨット」が!? 無視したらクルマが「機能不全」の危険も…遭遇したら「対応」どうすればいいのか 実は重要な「ランプ」の意味は
クルマの運転中に、目の前のメーターパネルに「青いヨット」のようなものが出現することがあります。何も説明がありませんが、一体この「青いヨット」は何を意味し、どう対処すればいいのでしょうか。
実際どうなのか
クルマの運転中に、目の前のメーターパネルに「青いヨット」のようなものが出現することがあります。
何も説明がありませんが、一体この「青いヨット」は何を意味し、どう対処すればいいのでしょうか。

ハンドルの奥にあるメーターパネルには、速度やバッテリー残量、燃費表示だけでなく、クルマのさまざまな状態を示すインジケーター(表示灯)があります。
そのなかで、意外と知られていないのに、よく表示されるのが「波とヨット」のようなデザインのものです。
実はこのマークの正式名称は「水温警告灯」というものです。マークのデザインは「水と温度計」を意味しています。
クルマには、エンジンのオーバーヒートを防ぐために、冷却システムが搭載されています。具体的には、エンジンの熱を「クーラント液」に吸収させ、循環させて外気へ放出するという仕組みです。
この冷却システムは「水冷式」と呼ばれていますが、水ではなく特別な成分が入ったクーラント液が使われている理由は、冬に凍結しないためです。そのためクーラント液は「不凍液」と呼ばれることもあります。
さて、ヨットマークの水温警告灯が「青く光る」場合は、このクーラント液の温度が低いことを表します。
特に、エンジンを掛けたばかりのタイミングでは、クーラント液はまだ冷えているのでよく青色の水温警告灯が点灯します。走っているうちにクーラント液はエンジンの熱で適正な温度になるので、気づけば警告灯は消えています。
もしこの水温警告灯が「赤色」に点灯した場合、注意が必要です。
これは「クーラント液の温度が高いこと」を示すもので、クーラント液が漏れたり蒸発で減少していたり、クーラント液を冷やすラジエーターの故障、あるいはサーモスタットの故障など、何らかの異常事態が起きている可能性が高くなっています。
もちろんクーラント液が高温になっているとエンジンの冷却効果が低くなり、エンジンがオーバーヒートして焼き付くような事態になってしまいます。
この場合は、しばらくボンネットを空けて、エンジンを外気に当てて冷ますほか、エンジン熱を利用する「暖房」をかけることで、エンジン周りから熱エネルギーを奪っていく方法も活用できます。
とはいえ、早急な点検・修理が必要なので、無理にクルマを走らせるようなことは避け、最寄りのディーラーや整備工場で見てもらうのがベターです。
さらに、水温警告灯が「青色」のまま消えない場合も、クルマに何らかの異常が起こっている可能性があります。やはり早急にディーラーや整備工場に相談し、点検してもらうべきでしょう。
「…水温警告灯が「青色」のまま消えない場合も…」消えないとはどれくらいの時間?注意喚起は素晴らしいとは思うが、過度の告知は無駄なばかりか余計な心配を巻き起こしたり、トラブルを巻き起こすことが多い。常にマイナス外気温の厳冬地域ならいざ知らず、一般的に考え得る通常の地域では、冬季と言えど青色警告はそれほど気にする必要は無いのではあるまいか。通常は5分10分で消灯すると思われる。ちなみに水温が50℃程度までは青い警告灯が点灯する様だ。通常温度範囲は車両により違うが70~90℃程度。赤警告灯は110℃度以上で点灯される様だ(加圧されているので沸点は100℃を超える)。これくらい記事に記載しても良いのではないか。それともネタ元の参照原稿にはそこまで書かれて居なかったですか?!