300馬力超えのトヨタ「“新”クラウンパトカー」公開! “白黒ボディ×赤色灯”搭載の「クラスポ」なぜ誕生? 世界で唯一の「SUVモデル」の用途とは

トヨタは、愛知県警察本部にトヨタ「クラウンスポーツ」のパトカーを寄贈しました。寄贈の経緯や今後の活用方法について、愛知県警の担当者に話を聞きました。

世界で唯一の「クラウンパトカー」

 2025年3月3日、トヨタ自動車から愛知県警察本部に、トヨタ「クラウンスポーツ」のパトカーが寄贈されました。寄贈の経緯について、愛知県警の担当者に話を聞きました。

新たなクラウンパトカー導入の理由は?(Photo:愛知県警察本部)
新たなクラウンパトカー導入の理由は?(Photo:愛知県警察本部)

 今回、愛知県警に寄贈されたのはクラウンスポーツのPHEVモデルです。

 クラウンといえば1955年に初代モデルが登場し、それから67年にわたる年月を経て進化を遂げてきた、トヨタのなかでも歴史あるモデルのひとつです。

 2022年には16代目となるクラウンシリーズが登場し、2022年9月に先駆けて発売された「クロスオーバー」のほか「スポーツ」「セダン」「エステート」の4モデルへと展開され、従来とは大きく異なる全く新しいスタイルへと生まれ変わりました。

 このうちクラウンスポーツは、車名の通りスタイリッシュな見た目や俊敏でスポーティーな走りが楽しめるスポーティなSUVです。

 ラインナップには2023年10月に登場したハイブリッド車と、同年12月に登場したプラグインハイブリッド車(PHEV)を展開。

 なかでもPHEVモデルは、パワーユニットに2.5リッタープラグインハイブリッドシステムを搭載。システム最高出力は306PSを達し、シームレスかつ力強い加速を実現します。

 また大容量リチウムイオン電池を車体中央の床下に配置し、満充電状態でEV走行距離は90kmを達成します。

 さらにPHEVならではの機能として、最大1500W(AC100V)の外部給電機能を標準装備。これにより、外部給電コンセントとして活用でき、停電・災害時などの緊急時やアウトドアにも役立ちます。

 そんなクラウンスポーツ PHEVモデルが愛知県警に寄贈された経緯について、愛知県警広報課の担当者は以下のように話します。

「トヨタ自動車から広報活動に役立ててほしいと、環境に配慮した世界に1台しかないパトカーを寄贈したいと話をいただき、導入されることとなりました」

 なお、従来のパトカーと装備の違いについて、前出の担当者は「交通指導取締用パトカーと同様の装備です」と回答しています。

 愛知県警の公式SNS(@AP_KOUHOU)でも、クラウンスポーツパトカーの導入を報告。

 SNSにはクラウンスポーツパトカーのフロントを映した写真もアップされており、投稿を見たユーザーからは「世界初!すごい」「すげ!」「かっこいいー!」と多くの反響が集まっています。

 またナンバープレートが警察への緊急通報用の電話番号である「110」に設定されていることから「ナンバープレートも最強!」といった声も寄せられていました。

※ ※ ※

 今後の活用方法や予定について、前出の担当者は以下のように話します。

「イベントにおける展示や乗車体験のほか、パレードにおける先導車として活用するなど、主に広報啓発活動で使用予定です。

 直近では2025年3月9日に開催される名古屋ウィメンズマラソンで運用予定となっています」

 PHEVモデルの導入により、イベントや災害時に電源を供給することが可能になるなど、より幅広い使い方が可能になるといえます。今後のクラウンスポーツパトカーの活躍に目が離せません。

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2件のコメント

  1. 車のニュースは・・毎度ちょうかっこいい・・安保ん誰がクラウンはクソ車である。

  2. パトカーは、5人乗りなら外形は関係ないんじゃね。
    昔、セドリックバンの覆面に高速のスピード違反やられたこともあるけど。

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