436万円! リッター23km走る最新型「コンパクトSUV」がスゴい! 全長4.3m級の「ちょうどいいサイズ」がイイ! パワフルな1.2リッター「ターボ」エンジン搭載のシトロエン「C4ハイブリッド」とは
2025年3月、シトロエン「C4」に待望のハイブリッドモデルが登場しました。「魔法の絨毯」と称される乗り心地を武器に投入された仏・個性派モデルの実力とは、どんなものなのでしょうか。
シトロエン初の「48Vマイルドハイブリッド」搭載へ
実用性と経済性、そして快適性が高度なレベルで求められるCセグメント市場。このカテゴリーにおいて、フランスのシトロエンが放つ個性派クロスオーバー「C4」が、新たな武器を携えて進化しました。
そのクルマは2025年3月、日本市場に導入されたブランド初のハイブリッドモデル「C4 HYBRID(ハイブリッド)」です。
シトロエンC4の歴史は、2004年にフランス本国で発表された初代モデルから始まりました。日本市場へは2005年に導入され、独創的なセンターメーターを採用したアバンギャルドな設計が注目を集めました。
そして現行型となる第3世代モデルは、2022年1月に日本デビューを果たしています。
現行C4は、ハッチバックのエレガンスとSUVの力強さを融合させた、クーペSUVスタイルの独創的なフォルムが特徴です。

日本デビュー当初はガソリン、ディーゼル、BEV(バッテリー式電気自動車)の設定がありましたが、その後ラインナップの整理が進み、2025年3月には「C4 ハイブリッド」とBEVの「e-C4 エレクトリック」の2本立てとなりました。
これにより、シトロエンは電動化ブランドとしての性格をより一層強めることになりました。
最大のトピックは、シトロエンが満を持して投入した新世代ハイブリッドシステムです。
パワーユニットは新開発の1.2リッター直列3気筒ガソリンターボエンジン。これに電動モーター内蔵の6速デュアルクラッチトランスミッション(e-DCT)を組み合わせています。
システムとしては48Vマイルドハイブリッドを採用しており、発進・低速時は100%電動走行が可能で、渋滞を含む市街地では走行時間の約50%をエンジン停止状態でカバーします。
システム総合最高出力は145ps。エンジン単体では最高出力136ps/5500rpm、最大トルク230Nm/1750rpmを発揮します。
そこに最高出力22ps(16kW)、最大トルク51Nmのモーターがアシストに加わります。この高効率システムにより、燃費性能はWLTCモードで23.2km/Lをマークしました。
この数値は、輸入Cセグメントとしても優れた燃費性能のひとつで、デザインや乗り心地と並ぶ大きな魅力となります。
さらに2025年11月27日には「C4 MAX HYBRID」のエクステリアをアップデートした新仕様が発売され、価格(消費税込)は436万円となりました。
なお、C4 ハイブリッドはデビュー時からモノグレード構成となっており、今回の新仕様ではより洗練された装備内容へとアップデートされています。
この新仕様では、精悍なバイトーンカラーのデザインへと進化し、クーペSUVらしいプロポーションをより際立たせています。エクステリアも最新のブランド言語で刷新されました。
フロントには、楕円形の中にダブルシェブロンを収めた新ロゴを採用しています。
ヘッドライトは3つのセグメントに分かれた新世代LEDシグネチャーとなり、未来的かつ精悍な表情を創出しました。
ボディサイズは全長4375mm×全幅1800mm×全高1530mmで、日本の道路環境でも扱いやすいサイズ感に収められています。
インテリアは、シトロエン独自の「アドバンストコンフォート」思想が息づく空間です。標準装備のシートは、ホワイトベースのアルカンターラとテップレザーを採用。オレンジ色のステッチがアクセントとなり、モダンなリビングのような心地よさを演出しています。
コックピットには7インチフルデジタルインストルメントパネルと、ポップアップ式カラーヘッドアップディスプレイを装備。視線移動を最小限に抑えることで、長距離移動の疲労を軽減します。
そして、シトロエンの代名詞ともいえる”魔法の絨毯(じゅうたん)”のような乗り心地も健在です。
搭載される「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)」サスペンションは、路面からの入力を段階的にいなす独自機構です。路面の凹凸をなめらかに吸収し、フワッとした独特の浮遊感と芯のある安定性を両立。
この走行フィールは、他車では味わえないシトロエンだけの個性といえます。
先進運転支援システム(ADAS)も充実しています。ストップ&ゴー付きアクティブクルーズコントロールや、車線維持を助けるレーンポジショニングアシストなどを標準装備し、安全・快適なドライブをサポートします。
画一的なクルマが増える中、フランス流のエスプリと実用的な電動化技術を融合させたC4 ハイブリッド。
Cセグメントの新たな選択肢のひとつとして、人とは違うデザインと快適性、そして燃費を重視するユーザーにとって、有力な候補になりそうです。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。










































