約190万円! スズキ新「コンパクト“ワゴン”」がスゴイ! 5年ぶり”顔面刷新”&“スイフトエンジン搭載”? トヨタ「ルーミー」ライバルなスズキ「新ソリオ」何が変わったのか
スズキのコンパクトハイトワゴンの「ソリオ/ソリオバンディット」。そんなソリオ/ソリオバンディットが1月16日に仕様変更を実施しました。どのような点が変更となったのでしょうか。
「ソリオ/ソリオバンディット」なにが変わった?
スズキのコンパクトハイトワゴンの「ソリオ/ソリオバンディット」は、扱いやすいボディサイズと使い勝手の良いスライドドア、そして手ごろな価格ということで安定した人気を誇るスズキの隠れた名車となっていますが、そんなソリオ/ソリオバンディットが1月16日に仕様変更を実施しました。

実はこの新たなソリオ/ソリオバンディットは1月10日から12日まで、幕張メッセを会場に開催された東京オートサロン2025に先行して展示されており、実際に実物を見ることができた上に、車内に乗ることができる大盤振る舞いとなっていたので、いち早く会場で触れた人もいるかもしれません。
ただ東京オートサロンでは目で見える内外装については確認ができたものの、パワートレインやスペックといった詳細は明らかとなっていなかったため、ここで正式に発表された情報をまとめてなにが変わったのかをチェックしていきたいと思います。
まず一目で違いが分かるのがフロントマスクで、ソリオは伸びやかで堂々としたデザインに、ソリオバンディットは迫力と上級感を強調したデザインへと変更されており、いずれもボディサイズよりも大きく見えるスタイルとなりました。
変更されているのはソリオがフロントグリル、ソリオバンディットはフロントグリルに加えてバンパー形状も一新されていますが、これはユーザーからソリオについては軽自動車と勘違いされるといった声や、ソリオバンディットについては旧型よりも迫力がなくなったという声があったことから実施された変更とのことです。
さらに安全機能にも変更があり、先進安全装備がスズキとしては最新の「デュアルセンサーブレーキサポートII」に進化して全車標準装備となり、電動パーキングブレーキやブレーキホールド機能を上級グレードに設定し、後席への荷物の置き忘れなどをお知らせするリヤシートリマインダーをスズキ車として初採用するなど、実用的なファミリーカーとして更なる進化を果たしています。
そして東京オートサロンでは明らかにされていなかったパワートレインは、それまで搭載されていた1.2リッターのK12C型エンジンから、新型スイフトから搭載されるようになった同じく1.2リッターのZ12E型に一新し、トランスミッションも新型のCVTとなったことが明らかとなりました。
また全グレードでマイルドハイブリッド仕様に統一となり、従来型に存在していた純ガソリンモデルやストロングハイブリッドモデルは廃止。ただ燃費性能は従来型ストロングハイブリッドの22.3km/L(2WD車)に匹敵する22.0km/L(2WD車)を実現しており、従来型ストロングハイブリッドよりも安価な車両価格の仕様でも同等の燃費性能を実現したと言えるでしょう。
パワートレインが一新され、先進安全装備も最新のものにアップデートし、装備も充実したにもかかわらず、エントリー価格は200万円を切る192万6100円からという新型ソリオ/ソリオバンディットは、今後も安定した人気車であり続けることでしょう。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
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