東名・第三京浜の通行止めで「東京脱出」困難に!? 多摩川を超える「国道246号」交通殺到の現場は クラクションもあちこちで

3月4日夕方から、大雪のために東名や第三京浜など、東京~神奈川の重要ルートが通行止めとなりました。並行する国道246号では、帰宅する車列で渋滞が発生しています。

大雪で大規模に「予防的通行止め」

 3月4日夕方から、東京・神奈川を中心とする首都圏では、全般的に雪に見舞われはじめました。
 
 その中で、都内と神奈川県をつなぐ「東名高速」「第三京浜」も、16時ごろから軒並み通行止めに。
 
 並行して多摩川を渡るメインルートは、下道の国道246号しかなく、現場では帰宅ラッシュで長い渋滞となっています。

大渋滞になった国道246号(編集部撮影)。
大渋滞になった国道246号(編集部撮影)。

 19時前の時点で、国道246号では、環七通りから駒沢にかけての区間で、すでに「牛歩」のような渋滞となっていました。

 移動速度は基本的に徒歩とほぼ変わらず、交差道路からの流入もあって、新町から用賀にかけてさらに車列が連なっている状況に。

 頻繁にクラクションの音が聞こえてきます。クラクションの理由は、前のクルマが動いたのにすぐにその車間を詰めないクルマに対して「前が空いたから早く詰めろよ!」と促すように見えます。通常ではあれば1秒足らずで通り過ぎてしまう距離ですが、いつ果てるとも分からない渋滞で、ドライバー達のいらだっている様子がうかがえました。

 似たような光景が、1年前にもありました。2024年2月初頭の大雪では、東名・第三京浜とともに、国道246号の多摩川以遠も早々にストップ。東京都内から脱出するのが困難になったのです。

 どうしようもない状況でも、ひとまず「いつもの帰路」をめざすクルマで、世田谷区内の国道246号は完全に滞留し、周囲に雪に積もっていく様相になっていました。

 しかし、その時と今回の大きな違いが「国道246号だけは生きている」という点です。

 国土交通省は「予防的通行止め」の対象区間として、国道246号の多摩川以遠についても、15~18時から行う可能性があるとリストアップしていました。

 いっぽう実際は、20時半時点で、まだ国道246号は通行止めになっておらず、都内から多摩川を超えて川崎市内へ入ることが可能になっています。

 多摩川を渡る国道246号の多摩川橋は、途切れない車列が遥か先まで続いているものの、「ピクリとも動かない」状況ではなく、ノロノロなりにも川崎方面へ少しずつ動いている様子でした。 

 とはいえ、夜中に雪のピークを迎えるため、これから国道246号もいつ通行止めになるとも分からず、予断を許さない状況となっています。

 国土交通省は「大雪時には外出を控えていただくほか、行動予定の変更(後ろ倒しなど)やテレワークの活用などのご協力をお願いします」と呼び掛けています。

 帰宅するために職場を出るのも立派な外出にあたり、真夜中に通行止めで足止めを食らい、朝まで帰宅できない可能性も大いにあります。状況をしっかり判断し、不要不急であれば動かない選択も検討しましょう。

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