このように、12桁の数字にはさまざまな情報が含まれていますが、個人のプライバシーに関わる詳細な情報が含まれているわけではありません。

　一方で、インターネット上やSNSでは、「運転免許証の12桁の数字のうち、左から5、6桁目の数字が学科試験の減点数を示している」という噂が広まっています。

　たとえば、5、6桁目が「00」であれば満点、「10」であれば90点という感じで点数が分かると言われていますが、これには根拠がありません。

　前述のとおり、5から10桁目の数字は各都道府県の公安委員会が管理のために設定した番号であり、その具体的な割り当て基準は公表されていないためです。

　ちなみに、この12桁の数字には「個人の犯罪歴などの情報が含まれており、要注意人物の判別をしている」といった噂もありますが、こちらも同様に根拠のないものです。

　これらの噂が広まった背景には、数字の組み合わせによって何らかの情報が隠されているのではないか、という興味や関心があると考えられます。

　また、警察に免許証の提示をお願いされたとき、何を見ているのか不安になることもあるかもしれません。

　基本的に警察は免許証を出すまでの挙動や免許証の有効期限、本人確認、乗っている車両が免許証種別と合致しているかなどを見ているようです。

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　運転免許証の12桁の数字には、初めて免許を取得した都道府県や取得年、再交付の回数など、基本的な情報が含まれています。

　しかし、5から10桁目の数字の具体的な意味は公表されておらず、学科試験の点数を示しているという噂は根拠がないため、悪用しないようにしましょう。

　これらの噂が広まったのには、数字の組み合わせが何か情報を隠しているのではないか、という興味や関心によるものと言われています。