特別なトヨタ「AE86トレノ」実車展示で話題に!? 「真っ黒ボディ×ゴールド」がめちゃカッコいい! 当時170万円で買えた「ブラックリミテッド」とは?
今なお人気のトヨタ「スプリンター トレノ(AE86)」で唯一の特別仕様車として「GT-APEX ブラックリミテッド」が存在しました。どのようなモデルだったのでしょうか。
ブラック×ゴールドのスタイリッシュなデザインが特徴
「AE86型」のトヨタ「スプリンタートレノ」は、漫画「頭文字D(イニシャルD)」の影響もあり、今なお高い人気を誇る1台です。
最上級グレードの「GT-APEX」をはじめ、全部で5種類のグレードが展開されましたが、それらとは別に「ブラックリミテッド」という特別仕様車が存在しました。

「GT-APEX ブラックリミテッド」は、1986年1月に発売されたAE86型で唯一となる特別仕様車です。
ベースとなったのはトレノの最上級グレード「GT-APEX」(3ドアタイプ)。車体は存在感のあるブラックをメインとしつつ、サイドラインやエンブレムなど各部にアクセントとしてゴールドを用いています。
また、サイドドアに貼られた「BLACK LIMITED」のステッカーもゴールドカラーを採用して特別感を演出。ホイールもゴールドに塗装した専用の14インチモデルを採用し、ブラックベースのボディをよりスタイリッシュに彩りました。
インテリアもブラックリミテッド仕様で、メーター類は照明や目盛りが専用のオレンジカラーへと変更。シートもオレンジカラーの刺繍が施された特別な仕立てです。
特別な仕様としてはカラーリングと内装のみで、ボディサイズやエンジンまわり、また特別なエアロが装備されるといった大幅なカスタムは施されていません。
ちなみに、エンジンは伝説の名機と名高い「4A-GEU型」。1.6リッター直列4気筒DOHCエンジンで最高出力130馬力を発揮し、自然吸気ならではの小気味よい加速と反応が魅力でした。
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GT-APEX ブラックリミテッドは400台限定で発売され、当時の価格は170万3000円。もともと市販された台数が少ないため、現在では非常に貴重なモデルとなっています。
中古市場に出ることはまれで、500万円以上の高額になることは必至です。手に入れることは容易ではないでしょう。
なお、「東京オートサロン2020」でTOYOTA Gazoo Racingが「GT-APEX ブラックリミテッド」を出展。
初代「86(ハチロク)」でこのGT-APEX ブラックリミテッドを再現したコンセプトカーと並んで展示され、来場者の注目の的となっていました。
ディーラー時代にこの車、売ってました。リアとサイドの「BLACK LIMITED」が今ではださいですが懐かしくもあります。昔は社名以外のエンブレムで「turbo」「4WD」「DX」「GT」などがたくさんありました。幼稚園生が名札を付けているみたいで好きじゃなかったですね。