トヨタ新型「“クーペ”モデル」初公開へ! プリウス顔&「トヨタの伝統」採用した「スポーティモデル」!? 高い“走行性”備える「新モデル」どんなクルマで欧州登場?
トヨタの欧州法人は、2025年3月12日に新型EVを発表すると予告しました。どのようなモデルになるのでしょうか。考察します。
トヨタの伝統にインスパイアされた…ってどんなモデルに?
トヨタの欧州法人は、2025年3月12日に新型EVを発表すると予告しました。その内容は「洗練されたスタイリッシュなクーペデザイン」「高いドライビングダイナミクス」「広く、快適性、多様性を兼ね備えた」というモデルで、「トヨタの伝統にインスパイアされた」とも説明されています。
同時に公開されたティーザー映像を見ると、流麗なクーペ風のルーフを備えたクルマだということがわかります。また、「プリウス」などと同様なハンマーヘッドのヘッドライトと、ボディ幅いっぱいのテールランプといたデザインも確認できました。AWDのエンブレムも取り付けられています。
では、具体的に、この新型EVは、どのような内容なのかを考えてみたいと思います。

まず、トヨタの欧州法人のリリースを振り返ると、2023年12月に「スポーツクロスオーバーコンセプト」が発表されています。
これは2023年春の上海モーターショーでも発表された、中国と欧州市場向けに開発されたコンセプトカーです。開発は、トヨタとBYDの合弁会社となるBYD Toyota EV Technology Co. Ltd.(BTET)が担います。
欧州トヨタのリリースでは、このコンセプトカーが2025年までに欧州市場に投入されることを予告しています。
そして、その後の2024年春の北京モーターショーでは、「スポーツクロスオーバーコンセプト」の発展形となる、量産モデルの「bZ3C」が発表されています。
これらの流れを振り返れば、今回、欧州トヨタから発表された新型EVは、2024年春に北京モーターショーで登場した「bZ3C」と同じであると考えるのが妥当でしょう。
ところが、発表されたティーザー映像で確認できるディティールが、北京モーターショーのbZ3Cと異なっているのです。
特に横一文字のテールランプは、トヨタの欧州法人のティーザー映像と、bZ3Cとは異なります。フロントドアの上部のウェストラインも異なるように見えます。そうしたディティールは、1月に欧州で発表された新型C-HRの方が似ているでしょう。
考えられるのは、中国と欧州仕様は、デザインの一部が変更されているというケースです。
ちなみに、トヨタはスズキとの提携で、スズキの「e VITARA」をOEM供給してもらう予定です。2025年1月には、欧州向けにトヨタ版が「Urban Cruiser」として発表されています。
そのデザインを見ると、スズキのeVITARAとは異なり、フロント周りはハンマーヘッド、リヤは横一文字のストップランプとなっています。
そうした前例があることを鑑みれば、中国版と欧州版で、前後周りのデザインが変更される可能性は大きいと言えるでしょう。
また、名称も今のところ発表されていません。中国と同じ「bZ3C」となる可能性もありますが、「トヨタの伝統にインスパイアされた」と説明されていますから、トヨタの過去の名称の何かが復活する可能性もあります。
それこそ、最近、何かと復活が話題になっている「セリカ」の名前が使われるかもしれません。「クラウン」がセダンからクロスオーバーになって、人気を取り戻したように、セリカがクロスオーバー化される可能性ゼロとは言い切れないからです。
いったい、どのような内容になるのか。答え合わせは、3月12日のワールドプレミアとなります。指折り数えて、12日を待ちましょう。
全く記事としての体をなしていない。憶測、妄想だけなら誰でも書ける。ちゃんと取材くらいしたらどうですか?くるまのニュースさん!!