“地獄渋滞”京都~奈良に「城陽井手木津川バイパス」整備中!? 国道24号の“狭隘堤防区間”を丸ごとスルーで市街直結! 工事どこまで進んだのか

京都~奈良をつなぐ国道24号に、新たなバイパス「城陽井手木津川バイパス」が建設中です。完成すればどう便利になるのでしょうか。また工事はどこまで進んでいるのでしょうか。

渋滞区間を山側にバイパス

 京都~奈良をつなぐ国道24号に、新たなバイパス「城陽井手木津川バイパス」が建設中です。
 
 完成すればどう便利になるのでしょうか。また工事はどこまで進んでいるのでしょうか。

城陽市内で工事が進む新名神。一般道でもバイパスが建設中(画像:NEXCO西日本)
城陽市内で工事が進む新名神。一般道でもバイパスが建設中(画像:NEXCO西日本)

 国道24号は京都~奈良~和歌山をつなぐ主要な道路ネットワークを担います。

 中長距離の移動はすでに、並行する高規格道路「京奈和自動車道」が取って代わりつつありますが、国道24号は生活利用として今も重要な南北軸となっています。

 しかし、京都・奈良府県境付近は昔ながらの狭い2車線道路であるほか、木津川と山に挟まれた地形で並行道路もなく、堤防上を走るため拡幅もできません。

 城陽市~木津川市の区間は常に強烈なボトルネックとなっていて、朝夕や土休日は買い物やレジャー客が集中し、大渋滞となっています。

 そこで、ここを丸ごと山側の別ルートで高規格道路を整備するのが、城陽井手木津川バイパスです。2019年に事業化し、現在は用地取得と工事が同時進行となっています。

 整備は未完成の新名神(高槻~大津)に合わせる形で、未開通の「城陽スマートIC」を起点とします。そこからまっすぐ南下し、木津川に新開通した「木津川橋」に直結する計画です。片側1車線で、総延長は11.2kmです。

 木津川を越えた先は、城山台ニュータウンなどを抜ける立派な4車線が整備済み。開通すれば大久保バイパスから新名神の側道を経由し、国道24号の木津ICまでスムーズにバイパスできるほか、そのまま南下すれば奈良市中心部へ到達します。

 気になる進捗ですが、用地取得は2024年3月時点でまだ10%程度。そのため、まずは川を渡る橋梁部分の工事が先行して進められている状況です。

 2025年1月時点の最新状況ですが、国道307号手前に架かる「青谷川橋」で、北側橋台が完成済み、南側橋台も足場と型枠が組まれて作業真っ最中です。井手町内でも「才田川橋」の南側橋台について工事準備が進んでいます。

 開通目標は2034年度。トンネルが無いため、全体としては課題が比較的少なそうな工区と言えるでしょう。ただし重要なのは用地取得が順調に進むかどうかで、まだ開通めどは明らかにされていません。

【画像】超便利!? これが「城陽井手木津川バイパス」ルートと工事状況です(30枚以上)

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