いすゞ斬新クーペ「アッソ・ディ・フィオーリ」実車展示へ! めちゃ未来的な「3ドアクーペ」は“匠”の特注モデル! 世界が驚いた「すごいコンセプト」に注目!
いすゞは「オートモビル カウンシル2025」において、スペシャリティカー「アッソ・ディ・フィオーリ」を展示します。一体どのようなクルマなのでしょうか。
いすゞ斬新クーペ「アッソ・ディ・フィオーリ」実車展示!
2025年3月10日、いすゞは4月11日から13日まで開催される「AUTOMOBILE COUNCIL 2025(オートモビル カウンシル2025)」にて、非常に珍しいスペシャリティカー「アッソ・ディ・フィオーリ」を展示すると発表しました。

アッソ・ディ・フィオーリは、イタリアの著名なカーデザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロ氏がデザインしたモデル。
車名はイタリア語で「クラブのエース」を意味し、もともとは1979年にスイスで開催された「ジュネーブモーターショー」に出展されたコンセプトカーでした。
同車は段差のない滑らかなボディと、横から見た際に後方が高く前方が低い“くさび型”の形状による、空力性能と居住性の融合をスタイリングテーマに掲げ、華やかな美しさの中に優雅さを持ったデザインで注目を集めたのです。
また先進的なスタイリングにくわえ、デジタルメーターと、それを覆うカバー左右両脇にスイッチを配置した「サテライトスイッチ」が織り成す未来的なコックピット、そして大人4人が乗車できる居住性や実用性も兼ね備えていました。
そんなアッソ・ディ・フィオーリは、出展から約2年後の1981年に「ピアッツァ」の車名で市販化を実現。
市販モデルの開発にあたって、アッソ・ディ・フィオーリのデザインをほぼそのまま転用し、オリジナルのイメージを損なわない形で発売したことから、当時は世界中から驚かれました。
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今回、アッソ・ディ・フィオーリは、オートモビル カウンシル2025の会場内で開催されるジョルジェット・ジウジアーロ展「世界を変えたマエストロ」の中で、ジウジアーロ氏が手掛けた歴史的な名車10台のうちの1台として特別展示されます。
ちなみに、いすゞとジウジアーロ氏は1960年代後半から深い関係にあり、同氏は上記のピアッツァのほか、1968年には「117クーペ」、1985年には2代目「ジェミニ」のデザインを手がけています。
上記のような関係性のもと、ジウジアーロ氏から熱烈な要望があったことから、今回いすゞが保持していたアッソ・ディ・フィオーリを展示することに至ったのだといいます。
また会場では車両の展示のほか、ジウジアーロ氏によるトークショーも開催されるので、興味がある人はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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