ヘイキ・コバライネン選手が「ダイハツGT-R」を要望? 大阪のSPKシミュレーターラボで最高峰のドライビングテクニックを披露

モビリティビジネスのグローバル商社であるSPKが、2025年のRally Team AICELLOの活動をサポートします。それを機にヘイキ・コバライネン選手が大阪にあるシミュレーターラボでドライビングテクニックを披露。またダイハツ工業とSPKが共同運営する「D-SPORT Racing Team」との交流会もおこなわれました。

ヘイキ・コバライネン選手が大阪にやってきた!

 2025年2月28日開幕のラリー三河湾からスタートする全日本ラリー選手権を前に、元F1やGT500のドライバーであり、2025年は全日本ラリー選手権にRally Team AICELLOから参戦するヘイキ・コバライネン選手が、同チーム代表の牧野太宣氏とともに大阪市福島区にあるSPKシミュレーターラボを訪れました。

Rally Team AICELLOのドライバーを務めるヘイキ・コバライネン選手
Rally Team AICELLOのドライバーを務めるヘイキ・コバライネン選手

 この訪問は、モビリティビジネスのグローバル商社であるSPKが、2025年からRally Team AICELLOの活動をサポートすることをきっかけに実現したものです。2025年シーズンから、同チームのレーシングスーツには「SPK」のロゴが入ります。

 SPKが2024年4月に新設した「シミュレーターラボ」に訪れたコバライネン選手は、SPKが取り扱うポーランドのMotion Systems社製のQUBIC SYSTEM(キュービックシステム)電動アクチュエーターを装備したレーシングシミュレーターにトライし、F1やスーパーGT500、そして現在はラリードライバーとして活躍する世界最高峰のドライビングテクニックを披露しました。

リアル出身とバーチャル出身のレーシングドライバーの違いとは…?

 あいさつからすぐに、用意されていた3機のシミュレーターにそれぞれトライをしたコバライネン選手ですが、車両やコースの状況にすぐに適応。序盤から丁寧かつ驚異的に速いペースで走行を続け、その適応力とスムーズさには、会場のシミュレータースタッフも驚いていました。

 シミュレーターに関してはコバライネン選手自身も普段から活用。またF1のマクラーレンチーム在籍時代の2008年当時も、すでに精度の高いものがあり、昔からトライをしていたとのことです。その当時のシミュレーターと比較して大きく進化しているのがタイヤに関するもので、コバライネン選手いわく、当時は毎回新品状態で周回をしていたような感覚が、今では路面の温度変化やタイヤ自体の摩耗に関してもリアルに表現できるようになっていると言います。

終始笑顔で取材や撮影に対応してくれたコバライネン選手、しかしシミュレーターにトライしている際の表情はとても真剣で鋭い眼光に変わっていたのが印象的だった
終始笑顔で取材や撮影に対応してくれたコバライネン選手、しかしシミュレーターにトライしている際の表情はとても真剣で鋭い眼光に変わっていたのが印象的だった

 またF1をはじめさまざまなカテゴリーで第一線の活躍をしてきた今、最も楽しく取り組めているのはラリーだというコバライネン選手ですが、シミュレーターに関して興味深い話をうかがうことができました。

 最近はe-スポーツなどでバーチャルの世界からリアルなモータースポーツの世界へ飛び込んでくる若い世代の選手も多く、シミュレーターの存在はスキルアップにとても役立つものだとコバライネン選手自身も認めていますが、いわゆる「座席固定式」とレースの状況に合わせて加減速Gを表現した「座席可動式」に対しての捉え方が異なっているとのことです。

 具体的には、リアルのモータースポーツ出身者がシミュレーターにトライする場合は、今回体験したような「座席可動式」のシミュレーターの方がより好みという場合が多く、実際にコバライネン選手も自宅に置いているのは「座席可動式」とのこと。一方で、e-スポーツ出身のドライバーは「座席固定式」の方が速く走れて、固定式のシミュレーターを支持する意見が多いとのことで、意見がわかれているというエピソードを話してくれました。

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