6MT搭載! ホンダが名車「Z」を復活!? 超レトロな「旧車デザイン」ד丸目ライト”採用した「3ドアクーペ」に注目! めちゃ懐かしい“水中メガネ”搭載した「Re:Z」とは

2018年に開催された「東京オートサロン」では、ホンダアクセスがユニークなカスタムカーを発表し、多くの注目を浴びました。

ホンダが名車「Z」を復活!?

 2025年1月にも開催された自動車のイベント「東京オートサロン」。
 
 ここでは自動車メーカーのみならず、メーカー傘下のカスタマイズブランドやアクセサリーメーカーからも、様々なカスタムカーやコンセプトカーが出展されます。
 
 その歴史の中でも、とくに多くの注目を浴びたユニークな一台として、かつてホンダアクセスが発表した「Re:Z」を紹介します。

ホンダが名車「Z」を復活!?
ホンダが名車「Z」を復活!?

 Re:Zは、2018年の東京オートサロンに参考出展車として登場したコンセプトカー。

 かつてホンダが販売していた軽自動車「Z」の復刻版をテーマに開発されたため、車名は「Zのリバイバル」を意味する“Re:Z”と名付けられました。

 リバイバル元となった初代Zは、ホンダが1970年10月に発売したクーペタイプの軽自動車。

 Zには1998年に登場した2代目も存在しましたが、こちらは今で言う「軽SUV」的なモデルだったため、Re:Zは初代Zをモチーフとしたスタイリングを採用しています。

 2018年当時、ホンダアクセス内で行われたカスタムカーのデザイン案の公募で、初代Z好きの社員が「Zのリバイバル企画」を提出したところ、見事に採用。

 東京オートサロンの開催まで数ヶ月と時間が無い中で製作が進められ、無事展示に至ったといいます。

 そんなRe:Zは、初代Zと同じボディタイプを持つ3ドアハッチバッククーペ「CR-Z(6速MT)」をベースに開発。

 とくに車体前後のデザインには大規模なカスタムが加えられ、ベース車が分からないほどに作り変えられているのがポイントです。

 まずはフロントを見ると、CR-Zは横長ヘッドライトを採用したシャープな印象でしたが、Re:Zではワイドなグリルと丸目のヘッドライトが取り付けられ、周囲の目を引く力強いスタイルへと変身。

 さらにリアは完全に別物で、CR-Zはストンと切り落としたようなデザインですが、Re:Zでは初代Zの特徴だった「四角い大きなリアウインドウ(通称:水中メガネ)」を採用した、“くの字”のように折れ曲がったフォルムです。

 そのほか、リアバンパーやコンビネーションランプも大きく変更されており、もはやベース車の面影はありません。

 同車のカスタムに用いられたパーツは、基本的に既存のホンダ車から流用されたもので、例えばフロントには「N-ONE」や「アコード」のパーツを、リアには「モビリオスパイク」のランプを使用。

 インテリアにも「N-ONE」や「ステップワゴン」のパーツが上手に組み込まれるなど、まさにホンダオールスターを具現化したような一台でした。

※ ※ ※

 このように、名車Zを彷彿とさせる個性的なデザインが見どころのRe:Zは、先述のように発表直後から大きな注目を集めますが、残念ながらカスタムパーツなどは市販化されませんでした。

 しかし既存のホンダ車のパーツを多く流用して開発されたモデルですので、CR-Zをベースに相応の時間とお金をかけたなら、独自にRe:Zを再現することは可能かもしれません。

【画像】超カッコイイ! これが復活したホンダ「Z」です!(20枚)

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Writer: 大西トタン@dcp

(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

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