スズキが「新型軽バン」を発売へ! まさかの「ダイハツ製」ってホント!? トヨタも関わる“3社共同開発”の商用EVモデル25年度中に登場へ
スズキは新たな中期経営計画「By Your Side」の発表のなかで、国内市場に軽商用バンBEV(バッテリーEV:電気自動車)を2025年度中に導入すると明らかにしました。
トヨタ・ダイハツと手を組んだスズキの新型「軽商用バン」とは
スズキは2025年2月20日、2025年度から2030年度にかけての新たな中期経営計画「By Your Side」を発表しました。
さまざまな取り組みなどが発表されるなか、国内市場においては、2025年度中に軽商用バンなどのBEV(バッテリーEV:電気自動車)2モデルを導入すると明らかにしました。
![ダイハツ・スズキ・トヨタ3社共同開発の軽商用BEV(電気自動車)2025年度に発売へ[画像はスズキ版「エブリイ」仕様]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/02/20250220_SUZUKI_EVERY_EV_001.jpg?v=1740023236)
スズキが2025年度中に発売を予定する軽商用バンBEVは、ダイハツ、トヨタとの共同開発で誕生したもので、2023年5月に開催されたG7広島サミット(主要国首脳会議)で初公開されました。
その企画にあたり、上記の3社に加えいすゞ、日野の5社の協業による「Commercial Japan Partnership Technologies(コマーシャル ジャパン パートナーシップ テクノロジーズ:CJPT)」社も参画。
商用分野での脱炭素の取り組みの一環として、効率的なラストワンマイル輸送に最適な仕様を追求したといいます。
生産はダイハツが担当し、3社それぞれで販売する計画ですが、バッテリーの性能など具体的なスペックなどは明かされませんでした。
車両の外観が先行公開され、フロントバンパー上部に充電口が備えられていることが確認できるほか、車体もダイハツの軽バン「ハイゼットカーゴ」がベースであることがわかります。
またスズキ版には「エブリイ」、ダイハツ版には「ハイゼットカーゴ」、トヨタ版には「ピクシスバン」と、現在販売されている各社の軽商用バンの車名がそれぞれ表示されていました。
さらに2023年10月の「ジャパンモビリティショー2023」でも各社ブースに実車が公開され、スズキブースでは「eエブリイ コンセプト」の車名がつけられています。
当初2023年度中に発売される予定でしたが、その後発覚したダイハツの認証不正の影響を受け、軽商用バンBEVの発売予定が延期に。その後の動向が注目されていましたが、2025年1月、3社から2025年度中に導入予定であることが再発表されています。
なお今回のBy Your Sideにおいても、詳しい発売日や販売方法、そして車両の詳細スペック、市販モデルの車名などは明らかにされていません。
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あわせてスズキは、2024年11月にイタリアで世界初公開された同社初の量販BEV「e VITARA(イービターラ)」も2025年度注に国内導入することを明らかにしました。
インドのスズキ・モーター・グジャラート社で生産されグローバルに販売されるSUVモデルです。
今後2030年度までに国内へ6モデルのBEVを導入するといい、さらなるモデル展開にも期待が高まります。
トヨタ版とダイハツ版が入れ替わっていますよ!
ダイハツが製造するみたいだけど 内外装はスズキ車の雰囲気がする。