ホンダ「NSX“後継モデル”」登場へ!? 衝撃の「プレリュード復活」に続く「新たな“フラッグシップ”スポーツカー」投入を宣言! ロー&ワイドデザインの「イメージリーダー」どうなるのか
ホンダは「フラッグシップ」のスポーツモデル投入を予告しています。一体どのようなクルマになるのでしょうか。
「NSX」後継と目される「フラッグシップモデル」 どうなるのか
「プレリュード」の登場が予定され、かつての人気モデルの復活ということで湧いているホンダ。
実はこのプレリュードとは違った別の「スポーツモデル」が登場するかもしれません。

2050年までにカーボンニュートラル化を実現させるため、電動化戦略を加速させているホンダ。まず2040年までに、EV(電気自動車)とFCEV(燃料電池車)の販売をグローバルで100%にすることを検討しているとアナウンスしています。
そんなホンダが2022年4月に「四輪電動ビジネスの取り組みについて」を発表し、その中で2030年までにグローバルで30車種の四輪電動車を展開するとしました。
この発表では「商用軽EV」から「高付加価値EV」まで、幅広いラインナップを拡張するとしており、この時アナウンスされた商用軽EVはすでに「N-VAN e:」としてリリースされています。
そんななか、多くのホンダファンが注目したのが2つの「スポーツモデル」というものです。
操る喜びを電動化時代にも継承し、ホンダ不変のスポーツマインドや、際立つ個性を体現するような「スペシャリティ」と「フラッグシップ」という、2つのスポーツモデルをグローバルへ投入すると発表したのでした。
2台のうち、スペシャリティスポーツモデルと評されたクルマは、まもなく復活する次期プレリュードのことで、2025年秋ごろに発売されることがすでに明らかとなっています。
もういっぽうのフラッグシップスポーツモデルについては、現在のところ具体的にそれであると明言されたものは存在していません。
ただ、ホンダのフラッグシップスポーツモデルといえばやはり、1990年に初代が発売され、2016年には2代目が登場したミッドシップスポーツカー「NSX」が脳裏に浮かぶ人は少なくないことでしょう。
実際、当時発表されたイメージ写真でも、低く構えたシルエットのモデルがヴェールを被った状態となっており、“和製スーパーカー”とも呼び声も高いNSXらしいフォルムとなっていました。
また2023年8月、ホンダのアメリカ法人 アメリカンホンダモーターが「ACURA Electric Vision Design Study」と名付けられた高性能EVモデルのデザインスタディ(デザイン案のコンセプト)の映像を発表。
これも、NSXはアメリカでは高級ブランド「アキュラ」から販売されていたこともあり、フラッグシップスポーツモデルが次期NSXとなるという辻褄が合います。
ただし、その後2024年5月に発表された「2024 ビジネスアップデート 説明概要 ~電動化に向けた取り組みの方向性と財務戦略について~」の中では、2040年にグローバルでのEV/FCEVの販売比率を100%とする目標に変化はないとしながら、フラッグシップスポーツモデルについての言及はなし。
2030年までに投入するEVモデルについても具体的な計画が示されましたが、実際には小型から中大型モデルまでの7モデルを投入する、という表現に留まっており、やはりフラッグシップスポーツモデルについての続報はありませんでした。
確かにスポーツモデルはブランドのイメージリーダーにはなり得るものの、開発には多額の費用がかかり、必ずしも採算性が高いとは言えません。
昨今の自動車業界の現状を鑑みて、この発表で軌道修正をしたという可能性もゼロではないのかもしれませんが、やはりファンとしてはプレリュードを上回るような、アッと驚くフラッグシップスポーツモデルが登場することを期待したいところです。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
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