関西~中部 完全分断の「予防的通行止め」に不満爆発!? ネット上で「やり過ぎ」「国道まで止めるなよ」「迷惑」「無能な行政」の声も…国が危惧する未曾有の「大規模滞留」の悪夢とは
「またかよ」今月2回目の通行止めに不満の声も
いっぽうネット上では、移動ができなくなることに対し、不満の声がすでに爆発しており、文句のコメントが殺到。デモ状態になっています。

大手ニュースポータルサイトのコメントには「ちょっと早すぎやしないかい?何とか19時くらいまで…帰宅難民になってしまいます」「全然通行止めしなくて大丈夫やろ」「通行止めする必要ある?」などと、不満の声が。
多いのが、通行止めは高速道路だけにとどめるべきだというもの。「国道8号線を通行止めしたら他の県道に迂回されて逆に大渋滞起こってしまう。国道に除雪車で除雪することの方がマシではないか?」「いくらなんでもちょっとやり過ぎ!高速はまだ理解するけど国道まで…」「野洲川の手前(栗東)で通行止めは、やり過ぎだと思います」「やり過ぎ。せめて8号など国道は通行止めにするべきではない」といったコメントがあります。
さらにネット上も含めると「また無能な行政職員が定時で退社する為に通行止めするのか」「雪予報の度にこれするのか…?」「仕事するなってか…」「また迷惑通行止するんかい」
またトラック業界の現場と思われるコメントでは「運送日の調整そんな簡単にできひんのよ。もう少し努力してくれ。スタッドレス履いてるトラック、車だけでも運行できるように」「僕の勤めている運送会社にも連絡がありました。大型トラックが、夜からしか動かないの通行止めになると荷物の到着がずれていきます」という声も。
なかには「12輪とも全てスタッドレス、チェーン携帯、やれる事全てやってます。一部のノーマルタイヤのやつのためにやめてくれません?そんな事なら履き替える必要ありません、ミックスで十分です。
ほんの数年前までは頑張って塩化カルシウムをまいたり、除雪してたじゃないですか!?それゃ止めるのは簡単ですよ。
気温低いから凍結とか、毎回氷点下やけど、エンカル撒いて通してるやんけ。何でこう言う時だけ止めるねん。
止めるならほんまに物流も止めて。今なら帰れるのに、発送が17時からで22時30分頃出発やから帰れないの確定やしほんまやめてくれ、止めるなら物流も止めて頼むわ」と、悲痛な叫びを延々と国土交通省あてに返信している人もいました。
実業家の堀江貴文氏は今回の予防的通行止めについて「ここまで行くと異常だな。」というコメントを述べています。他のユーザーの反応では「雪のたびに通行止めにされたら、ほんとに仕事にならない」「過保護というかモンスタークレーマーの他責の奴隷というか」とする声もあれば、「事故が起きてから慌てるよりはまだましですよ」「ゼロリスク思考が過ぎますが、最近のドライバーの無謀運転(夏タイヤのままで)もあるかと思います」と、国の対応に一定の理解を示す声も上がっています。
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なお、前回に引き続いて国土交通省は「冬用タイヤの大型車でもスタック事案が多く確認されています。冬用タイヤであるから大丈夫と過信することなく、タイヤチェーンの携行も必ずお願いします」と強調。
あわせて「大雪が予想される地域への外出自粛(出控え)をお願いします」とも警告していますが、「それでも行かなければならないんだ!」「自分は大丈夫だ!」というトラックや一般車が殺到した結果が、2023年と2024年の大規模な滞留発生と言えるでしょう。
たとえば2024年の場合、関ヶ原IC付近でトラックが立ち往生したのが発端で、トラックを中心に「最大渋滞長5.5km」「滞留車約500台」という未曾有の滞留が発生しました。自衛隊も救援に駆け付けるなか、現場では150人体制で食料や燃料の支援が行われ、簡易トイレも用意され、3名を救急搬送、約130名による人力除雪を行うなど、もはや「災害」状態になってしまったのです。
滞留車の対応や道路復旧に余計な税金がかかれば、国全体として本末転倒になってしまいます。「非常事態が起こる前に対策する」防災施策へ、国は躍起になっています。
Writer: くるまのニュース編集部
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