ダイハツの「小さな高級車」がスゴかった! 流麗「4ドアクーペ」が全長4.2mの「ちょうどイイ」サイズに! 「DN コンパーノ」市販化はあるのか

「東京モーターショー2017」でダイハツが初披露したコンセプトカーが、今もなお話題を集めています。どのようなクルマだったのでしょうか。

現実味ある設定に「市販化」も大いに期待された

 またインテリアも、アナログ調のデジタルメーターやインフォテイメントシステムを採用するなど、現在のクルマの技術をクラシカルに演出しています。

 使い勝手は十分に考慮されており、インパネシフトを採用して前席足元空間に余裕をもたせ、4人乗車も可能にする「小さな高級車」と呼ぶにふさわしいパッケージングとなっていました。

既存のダイハツ車にはないテイストも魅力! 「DNコンパーノ」第二弾にも期待!?
既存のダイハツ車にはないテイストも魅力! 「DNコンパーノ」第二弾にも期待!?

 パワートレインは、「トール」や「ロッキー」に搭載されている1リッター直列3気筒ターボで、1.2リッターのハイブリッド搭載も想定されていたようです。

 そんなDNコンパーノのもうひとつの最大の特徴は、オレンジ色のボディカラーでした。

 このオレンジ色は、東京モーターショー2017のダイハツのブースに出展されていた1964年式「コンパーノ ベルリーナ」のボディカラーをオマージュし、現代的解釈を加えて再現したものです。

 実は初代コンパーノにはオレンジのボディカラーをラインナップしておらず、当時ダイハツでデザイナーとして活躍していた元オーナーの特注色だったようです。

 名車コンパーノをベースに現代的解釈を加えたDNコンパーノは、ダイハツの現ラインナップには存在しないスタイリッシュな4ドアクーペでもあり、当時大きな反響を呼びました。

 また現実味あるスタイリングやパワートレインの設定などとも相まって、市販化も随分とウワサされましたが、登場から丸7年を経た今もその情報はありません。

 2025年秋には、東京モーターショーあらため「ジャパンモビリティショー2025」が開催されます。

 ダイハツから後継車となる精悍な4ドアクーペモデルが現れることを大いに期待したいところです。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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