ダイハツの「“元祖”軽SUV」がスゴかった! ゴツデザインに「ターボ×4WD」の俊足仕様!? 「オープン」仕様もある「ミラRV-4」どんなクルマ?
「ミラ RV-4」の功績はもっと評価してもいい
当時のRV(SUV)はクロスカントリー車に準じた大柄なボディサイズのモデルが多く、使い勝手の悪さから2000年代以降になって徐々に小型化、あるいは乗用車化の流れに移行します。
一方、軽自動車のRV-4は最初からコンパクトサイズ。取り回しで持て余すことはありません。

RV-4は生い立ちや仕様は、まさにクロスオーバーSUVそのものでしたが、その発売はあまりに早すぎたようです。
ユーザーから「斬新」ではなく「異端」として受け取られ、強い支持を得られませんでした。
先ほど「RVは徐々に小型化した」と記しましたが、RV-4の登場時はまだ大型で迫力のあるRVが求められる時代でした。
発売から2年後(1994年)に訪れたミラのフルモデルチェンジにあわせて、RV-4はひっそりと販売を終了。
4代目ミラでは後継グレードは設定されず、RV-4のコンセプトは受け継がれることもありませんでした。
この後、軽自動車はハイトワゴン人気が高まり、ハイトワゴン以外は苦戦を強いられる時代を迎えるので、たとえ後継グレードを設定されたとしても、早期の販売終了は免れなかったでしょう。
ともあれ、あまりに登場の早すぎたRV-4。
その存在や、早くからクロスオーバーSUVを確立した業績は、「もっと評価されてもいいのでは」と思わずにはいられません。
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