新車174万円! トヨタの“めちゃ安い”「快適ワゴン」がスゴい! 全長3.7m「ちょうどイイボディ」に両側スライドドア装備! 超お手軽な「ルーミー」最安モデル どんな特徴がある?

トヨタの大人気ハイトワゴン「ルーミー」の最安モデルはどのようなクルマなのでしょうか。

めちゃ安い「人気ハイトワゴン」 これで十分?

 現在、新車販売台数ランキングの上位は、背の高いスタイルと両側スライドドアを持つトールワゴンやミニバンが占めています。
 
 このうちトヨタ「ルーミー」は手頃な価格であることも支持され、常にトップレベルの人気を誇りますが、最安モデルはどのような内容なのでしょうか。

トヨタ「ルーミー」最安モデルの特徴は?
トヨタ「ルーミー」最安モデルの特徴は?

 ルーミーは、2016年11月に登場しました。製造元はダイハツで、同社からも「トール」として販売されています。

 背が高く非常にコンパクトな車体に、便利な両側スライドドアを備え、広大な室内空間と多彩なシートアレンジ、各部に設けられた多くの収納など、使い勝手のよさが支持されています。

 製造元のダイハツによる認証不正があったことから一時的に販売を停止していたものの、登場からヒットを記録しつづけ、販売台数ランキングは年間を通してトップレベルを維持しています。

 ボディサイズは全長3700mm×全幅1670mm×全高1735mm。狭い市街地でも取り回しやすいサイズを確保しています。

 いっぽう、室内長はクラストップレベルの2180mmを実現しており、さらに高い車高により室内高は1355mmを確保。小学校低学年ほどの子どもであれば、背をかがめずに立つことができます。

 また、低床フロアにより地上からステップまでの高さは366mmを実現。スライドドアの大開口部も合わせ、子どもや高齢者であっても乗り降りがしやすくなっています。

 室内は段差がほとんどなく、前後シートと前席左右ではウォークスルーが可能です。リアシートは240mmのロングスライドも可能で、フラットなラゲッジに展開できるダイブイン機構や、最大70度のリクライニング機構も採用。

 フルにリクライニングさせて前席ヘッドレストを外し、シートをスライドさせればフルフラットにすることができます。この状態であれば、2180mmの長い室内長を生かして車中泊も可能です。

 さらに、室内には各種収納やカップホルダーが多く設けられており、前席では角型紙パックの飲み物が置けるほか、前席のシートバックには格納式テーブルが設けられており、自分の部屋のようにくつろげる機能性を持つこともポイントです。

 先進機能では衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、誤発進抑制機能などをはじめとする先進運転支援システム「スマートアシスト」を採用。

 2020年9月には改良が実施され、内外装のデザインを刷新しただけでなく、スマートアシストの機能向上を図り、各社で採用される例が増えてきた全車速対応のアダプティブクルーズコントロールを設定。

 また、停車時にブレーキを踏んだ状態を維持する電動パーキングブレーキの採用など、機能性を大幅に高めています。

 ラインナップはベースモデルに加え、エアロパーツやメッキ加飾を用いた「カスタム」系モデルを用意。

 パワートレインは1リッター3気筒ガソリンエンジンのみで、ターボ搭載・非搭載の2タイプが用意されます。駆動方式はFFですが、ターボ非搭載モデルのみ4WDを設定しています。

 このうち最安のグレードは「X」の2WD車で、価格(消費税込)は174万2400円と、新車価格が高騰している現在からすると、非常に魅力的な値段設定です。

 ただし、上級グレードと比較すると、装備などは少々絞られています。

 エクステリアでは大きな差はないものの、ドアのサッシュ部がボディ同色になり、ヘッドライトも明るいLEDではなく通常のハロゲンタイプを採用。ライトレンズの印象も異なり、シンプルな出で立ちです。

 インテリアでは、ステアリングやシフトレバーのシルバー加飾が省略され、センターコンソールパネルも上級のピアノブラックではない、無塗装のタイプを装着。ドアトリムのファブリック巻きもカットされています。

 メーターも自発光(オプティトロン)ではない通常のもので、センターインフォメーションディスプレイは高精細のカラー液晶ではなく、ドット表示のデジタルタイプに変更されています。

 機能装備では運転席側スライドドアが手動になるほか、マニュアル式のエアコンや後席のスピーカーを省略。ウインドウガラスは赤外線カット機能が省かれています。

 いっぽう、上級モデルとの違いはこうした点のみにとどまります。

 アダプティブクルーズコントロールやパノラミックビューモニターを除いたスマートアシストやスマートキー、9インチの大画面ディスプレイオーディオは標準装備。道路からの乗り降りに必要な助手席側スライドドアも電動が備わっています。

 高速などの合流で安心できるターボや、内装の質感を必要としないのであれば、日常使いでは必要にして十分なお買い得モデルといえそうです。

 とはいえ、ルーミーも登場から8年が経過。そろそろ次期モデルが登場しても良いかもしれません。

 魅力的なパッケージングを踏襲した新型の登場に期待したいところです。

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