日産が「次期エルグランド」投入!? 早ければ「26年」にも登場か!? 「業績の大幅改善」に期待の“新型ミニバン”登場を予告!
日産は2025年2月13日、ターンアラウンド(経営改革)の取り組みの一環として、新型の「大型ミニバン」を投入すると明らかにしました。2025年度から2026年度にかけての新型車導入計画に含まれるものですが、どのようなモデルとなるのでしょうか。
元祖高級ミニバン「復活」の時がついに近づいた!
日産は2025年2月13日、ターンアラウンド(経営改革)の取り組みの一環として、さまざまなコスト削減策を発表するとともに、売り上げの成長を目指すべく2025年度から2026年度にかけての新型車導入計画を明らかにしました。
そのなかには、新型の「大型ミニバン」を投入するとの発表が含まれており、かねてよりフルモデルチェンジがウワサされている「エルグランド」の次期型を示唆するものとみられます。

1997年5月に誕生した初代エルグランドは、それまでになかった「高級ミニバン」という新たな価値が支持され、人気モデルとなりました。
その後2002年には、2代目エルグランドの登場とほぼ同時期に、真っ向から対抗する「アルファード」をトヨタが投入したほか、ホンダも「エリシオン」を導入するなど、高級ミニバン市場が拡大。
エルグランドも2010年8月に3代目へと進化しましたが、トヨタの猛攻は激しく、高級ミニバン市場のシェアはアルファードと兄弟車「ヴェルファイア」が独占する状況に。
2023年にトヨタは4代目アルファードと兄弟車「ヴェルファイア」(3代目)を発売し、今も新車販売ランキングのベスト10上位に位置するほどの絶大な人気を集めています。
一方で、元祖高級ミニバンのエルグランドは、2010年発売の3代目に改良を重ねながら今も販売を続けていますが、販売は非常に苦戦しているのが現状です。
登場から10年以上が経過したことで、デザインだけでなく先進機能やパワートレインも陳腐化が進んでおり、次期モデルの登場が待たれています。
そうしたなか、2023年10月開催の「ジャパンモビリティショー2023(JMS2023)」では、次世代のエルグランドを思わせる高級ミニバンのコンセプトカー「ハイパーツアラー」が出展され、注目を集めました。
さらに2024年3月、日産は新たな経営計画「The Arc」を発表。2024年度から2026年度にかけおよそ3年間で30車種の新型車投入を宣言するとともに、映像で各モデルのシルエットも公開しました。
そのなかには、明らかに大型ミニバンとわかるモデルも存在していたことから、新型エルグランド登場の期待も一気に高まりました。
しかしその後日産は経営不振の深刻化により、ホンダとの経営統合に向けた検討もはじまったことから、動向に注目が集まっていたところでした。
そして今回日産は、ホンダとの経営統合への検討が白紙に戻ったことを正式に発表するとともに、独自の挽回策としてターンアラウンドの取り組みの進捗について明らかにしました。
事業構造のスリム化といったさまざまな施策を通じて、4000億円ものコスト削減を実施する一方、商品競争力の強化などによる売り上げの成長を目指し、新型車の投入計画についても車種名を挙げたほか、車種カテゴリーなどを公開しています。
具体的には、2025年度から2026年度にかけてプラグインハイブリッド(PHEV)を搭載した新型車が投入されることを明らかにしました。
また新型軽自動車の投入に加え、電気自動車(EV)「リーフ」の次期モデルや新型コンパクトEV、さらに中国市場では新型の新エネルギー車(NEV)の投入で、電動化モデルのラインアップも強化します。
さらに、高速走行時の燃費を改善した第三世代「e-POWER」をハイブリッド車の導入が遅れている米国市場などに投入し、収益改善を図るとしています。
そんななかで最も注目したいのは、「大型ミニバンの投入」という内容でしょう。
グローバルを通じても、現ラインナップにある大型ミニバンはエルグランドしかなく、この実質的な後継モデルであることは間違いないところです。
国内のアルファード人気に目を向けてもわかる通り、高級ミニバンの市場は以前よりもむしろ拡大しています。
さらに中国などでも高級ミニバンのニーズは高まっており、日産の事業再生にとっても大きなキーとなりそうなニューモデルとなることが予想されます。
4000億円ものコスト削減って、それで満足な車を設計製造可能なのでしょうか? 社内は愚か、グループ企業にも徹底的なコストダウンを要求するのでしょう。でも、協力会社は製品単価をこれ以上下げられてもやっていけません。四十年くらい前に同業社のトヨタがカローラクラスで肉抜きレバーを採用したことがあります。レバーとはウインカーレバー等です。断面が三角形のような形状で操作する時に指が触れる感触が悪いと評判は最悪でした。ウインカーレバーのプラスチック部分に使用するプラスチック材料の総量を削減して製造コストを下げる目的だと言われていました。トヨタの場合、微々たる物の節約を集約して製造コスト削減に繋げていきましたが、今の日産はそんな爪の先に火を灯すような方法では再生不可能だと思います。今までフルモデルチェンジすら疎かにしてきたツケが回ってきたんだと思いました。自分は過去に日産自動車に嫌気が差して購入を止めましたが、一度離れた客はおいそれとは戻ってきてはくれません。失った信用は諦めるしかないと思いました。
何故なら過去に買った日産車の瑕疵に対する整備の質の悪さとその保証対応が最悪でした。関係する日産社員らの態度も最悪でした。フロント担当者も工場担当者も、です。日産自動車の凋落の原因は上層部だけでなく末端の社員にも問題が有ると思います。