日産「“SUV”ミニバン」がスゴかった! オシャ「グリーン」内装×ゴツ顔の「セレナ“SUV”」!? 今こそ復活して欲しい「キタキツネ」とは

日産ならではのアウトドア特別仕様車に期待!

 FFモデルとして1999年に生まれ変わった2代目セレナ(C24型)にも、2001年と2002年には、有名アウトドアブランド「コールマン」とコラボした「コールマンバージョン1」と「コールマンバージョン2」が登場。

 専用のツートンカラーとコールマンのロゴがエクステリアにあしらわれ、防水加工が施されたシートや多目的に使えるラゲッジスペースが装備されました。

 コールマン製のキャンプ用品を収納できるスペースも用意され、アウトドアシーンでの使い勝手が向上した一台となりました。

1987年に発売された日産「ラルゴ ウミボウズ」
1987年に発売された日産「ラルゴ ウミボウズ」

 2002年には、さらに進化したセレナ キタキツネの新モデルも登場。初代の特徴を引き継ぎながらも、現代のニーズに応じた改良が施されました。

 エクステリアデザインは洗練され、アウトドア仕様車としての堅牢さを維持しつつ、都市部での使用にも適したスタイリッシュな外観となりました。

 最新の安全技術や快適装備が搭載され、ドライバーと乗員の利便性も向上したのです。

 エンジン性能の向上により燃費効率と環境性能の両立が図られ、4WDシステムは悪路走破性が強化されるとともに、静粛性や乗り心地も改善されました。

 同2002年モデルには、アウトドアライフをサポートする専用アクセサリーやオプションも豊富に用意され、キャンプやレジャーに最適な車両として支持されました。

 さらに日産は、セレナ キタキツネ以前にも、アウトドア志向の特別仕様車を多数リリースしています。

 バネットセレナより上級のミニバンであった「バネットラルゴ」には、「ウミボウズ」や「ヤマアラシ」、「カッパ」といったユニークな名称のモデルが存在。

 また1BOXワゴンの「キャラバンコーチ」および「ホーミーコーチ」には、「フウライボウ」と名付けられたモデルも用意されており、日産のアウトドア車両に対するこだわりと遊び心が感じられます。

 これらのモデルはいずれも個性的なデザインと実用性を兼ね備え、アウトドアを愛するユーザーに親しまれてきました。

※ ※ ※

 近年アウトドア人気はますます高まっており、キャンプや車中泊を楽しむ人々のニーズに応えるモデルの登場が期待されています。

 日産が再びアウトドア仕様のモデルを投入すれば、多くのキャンプ愛好者やアウトドアファンの心をつかむことは間違いありません。

 特にアウトドア向けミニバン市場は、デリカD:5がほぼ独占している現状です。

 日産の技術力とデザイン力を活かした新しいSUVミニバン“新型”セレナ キタキツネとして復活すれば、市場に新たな風を吹き込み、日産復活の足がかりとなるかもしれません。

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Writer: type-e

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