地上38階!? “第二の虎ノ門ヒルズ”ついに完成 環2直結の「虎ノ門アルセアタワー」が誕生 「エリア最大級」の超高層オフィスビルに
日鉄興和不動産ら関連会社は2025年2月13日、東京都港区で進められている再開発事業「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」について、メインとなる「虎ノ門アルセアタワー」が竣工を迎えると発表しました。
地上38階
東京都港区で進められている再開発事業「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」のメインとなる「虎ノ門アルセアタワー」が、2025年2月14日に竣工を迎えました。

事業エリアは、溜池山王駅・虎ノ門駅・虎ノ門ヒルズ駅に囲まれた一角で、北側では外堀通りから「環状第2号線」が分岐する「赤坂一丁目交差点」があります。
旧虎の門病院ほか老朽化したビルを一斉に建て替えるにあたり、都市機能を集約・拡充するのが目的です。それを主に担うのが、業務棟「虎ノ門アルセアタワー」です。
虎ノ門アルセアタワーは地下2階・地上38階で、高さ約180m。のべ床面積は約18万700m2です。1~2階に店舗があり、5~38階へオフィスが入居します。オフィス床面積は11万800m2で虎ノ門エリア最大級です。22階には眺望が広がる「スカイロビー」が設置される予定です。
2015年から解体工事がはじまり、虎の門病院は2019年に、旧国立印刷局跡地に移設して19階の新ビルに生まれ変わりました。
なお北側には環状第2号線に近接しています。2022年12月に「築地虎ノ門トンネル」が全通し、都心から晴海方面まで「ノンストップ移動」が実現。破滅的な連続信号待ちから解放されることとなりました。
今後、虎ノ門アルセアタワーから環状第2号線をまたぐ歩行者デッキが整備予定。信号待ちをせずに商船三井ビルディングや霞が関方面へ徒歩アクセスできるようになります。
「アルセアタワー」の由来は、かつてこの虎ノ門エリアに「タチアオイ」が群生していたことに由来し、江戸時代には「葵坂」という呼称もありました。タチアオイの学名に含まれる「アルセア」という単語が採用されています。
なお周辺では同時に、南側のアメリカ大使館前の複雑な信号交差点を改良し、赤坂・虎ノ門緑道を一部拡幅して沿道緑化するなどの計画も進められています。
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