マツダ次期「RX-7」はリトラクタブル・ヘッドライト採用で復活か!? マツダ製「新型スポーツカー」に待望の“パカッ”と飛び出す「開閉ライト」市販化に期待大!
再び「リトラ」のスポーツカーが復活する可能性は?
このように、衝突安全性能などの保安基準の高まりによって消滅したリトラクタブルライトの新車ですが、現在でも保安基準に適合さえすればリトラクタブルライトを搭載して販売することは可能。

しかし、故障のリスクや重量増加などの理由も加わるため、あえてコストをかけてまで採用するメリットは無いようです。
そんな時勢にも関わらず、アイコニックSPで再現されたリトラクタブルライトは、マツダのアイデアとこだわりの賜物といえるでしょう。
従来のリトラクタブルライトは重い可動機構が必要でしたが、カバーのみの開閉であればモーターも小型で済むため重量増はほとんど問題になりません。
また、光源のLED自体が小型であるためカバーを小さくでき、展開時の空気抵抗増大も軽微。
気になる歩行者保護性能ですが、保安基準にしたがって、力が加わると可動するか折れる構造になっていると思われます。
もちろんどれだけ工夫をこらしても、リトラクタブルライトが機械的/性能的には無駄な装備であることに違いはありません。
しかし現在のマツダが作るスポーツカーとして考えれば、強烈なアイデンティティへと変貌するでしょう。
かつてリトラクタブルライトが抱えた問題点を極力排除しつつ、往年の魅力を再現したアイコニックSPからは、マツダが抱くRX-7への熱い想いが垣間見えます。
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アイコニックSPは、ロータリーエンジンやリトラクタブルライト、低重心設計や50:50の重量配分など、マツダのアイコンとも言える数多くの要素を詰め込んだ希望あふれるコンセプトカーです。
市販化についての詳細は明言されていませんが、これで次期RX-7を構成する要素はおおむね出揃ったと言えるでしょう。
かつて最後までリトラクタブルライトしていたモデルとして、また国産スポーツカーの未来を背負う1台として、RX-7の復活にますます期待が集まります。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。
































































