「覆面パトカーだぁ!」 街中の「“隠れ”パトカー」すぐ「見分ける方法」は? 注目すべき部分はどこ? 地味セダンだけじゃないことも… 元警察官が解説
【必見】クルマの装備からわかる「覆面パトカー」の見分け方とは
まず「セダンタイプの車両である」という点です。
覆面パトカーはスピード違反を取り締まるという特性上、排気量が大きく加速性能が高いクルマが求められており、その条件を満たすものとしてセダンタイプの車両が多く採用されています。
具体的な車種としてはトヨタの「クラウン」や「マークX」、スバルの「レガシィ」といった車両が有名です。
いずれも白や黒、シルバーなど比較的目立たない色であるケースがほとんど。
これは交通取り締まりの際、周囲の車両に上手く溶け込める車両が選ばれた結果と考えられます。
ただし埼玉県警では覆面パトカーとしてスバルのスポーツタイプのセダン「WRX S4」、しかも青色の車両が使用されています。
このように必ずしも目立たない色の車両が採用されているとは限らないことから、その点は留意しておいた方が良いでしょう。
次に、「青色の制服に白色のヘルメットをかぶった2人組が乗車している」という点も交通取り締まりをおこなう覆面パトカーの特徴です。
パトカーを運転する警察官と違反車両にマイクで声かけをする警察官というように役割分担がされているため、2人で乗車しているケースが多いといえます。
さらに覆面パトカーには、その地域のナンバープレートが付いているほか、ルーフ部分に自由に出し入れできる赤色灯が格納されており、ルーフの真ん中部分に四角い切り込みが入っているという特徴もみられます。
![赤色回転灯が格納される「四角いベース」は覆面パトカーを見分けるための有力な手掛かりです[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2025/10/20241011_PatrolCar_POLICE_pixta_75229091_M.jpg?v=1728623071)
そのほかSNS上では覆面パトカーの見分け方に関して「運転が丁寧だからすぐ分かる」「教本どおりの運転をしている」などの声に加え、「車体がすごく手入れされていてピカピカ」といった意見も聞かれました。
確かに覆面パトカーは交通違反を取り締まる立場上、制限速度や合図の出し方などに注意を払いながら運転をしています。
また覆面パトカーは警察の公用車として日頃からしっかりと洗車されており、これらの方法で覆面パトカーか否かを判断するのはあながち間違いでもないといえるでしょう。
※ ※ ※
車両を運転する際は安全運転や交通違反をしないよう心がけていれば、特に覆面パトカーを恐れる必要はありません。
ただし、うっかり追い越し車線を走り続ける「通行帯違反」などをしてしまう恐れもあるため、日頃から交通ルールを重視して運転しましょう。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。






















































